韓日貿易戦​​争1年…「液体フッ化水素国産化100%、気体も年内可能」

半導体材料フッ化水素、最近日本への依存度30%以上減少
国内素材メーカー、液体フッ化水素安定供給…フッ化水素ガスも量産
「液体フッ化水素国産100%…気体は国産遅れ年内に」

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日本政府が半導体・ディスプレイの核心素材3品目に対する韓国輸出規制を実施してから1年が経ったが、当初の懸念とは異なり、生産に支障をきたすことはなかった。 日本規制がかえって素材・部品・装備(素部装)産業の自立化のきっかけになったという評価も出ている。 特にフッ化水素は国産化が大きく進み、日本に対する輸入依存度が30%以上減少した。

韓国貿易協会によると、2020年1-5月時点でフッ化水素の日本からの輸入の割合は、昨年同期比44%から12%に減った。 輸入額基準では2843万ドルから403万ドルへと85.8%も激減した。

フッ化水素は半導体の製作工程に欠かせない素材だ。 対日輸入依存度が減少したのは「供給先の多角化」と「国産化」のおかげだ。 輸出規制期間中、台湾産と中国産輸入の割合がそれぞれ17.8%と12.8%増え、日本産輸入の減少分を代替した。 国内企業各社が開発したフッ化水素の活用が拡大されたことも、日本への依存度を下げた。

ソウルブレインは今年、液体フッ化水素工場を早期完工しており、ラムテクノロジーは来年完工を目標に液体フッ化水素工場の増設を進めている。 ソウルブレインとラムテクノロジーは昨年、サムスン電子とSKハイニックスにそれぞれフッ化水素を安定的に供給して注目を集めた。

SKグループの素材系列会社「SKマテリアルズ」は昨年末、超高純度フッ化水素ガスの試作品開発に成功した後、先月17日から超高純度(純度99.999%)フッ化水素(HF)ガスの量産に入った。 今回の量産を通じ、2023年までにフッ化水素ガスの国産化率を70%水準に引き上げる計画だ。 ソウルブレインも気体フッ化水素の開発を進めているという。

LGディスプレイは昨年10月、ディスプレイ生産用の液体フッ化水素を全部国産製品に代替投入した。 サムスン電子とSKハイニックスは、年内にSKマテリアルズが生産するフッ化水素に対するテストを終え、工程に投入する計画だ。

ただ液体より開発・製造が難しい気体フッ化水素は国産化があまり進んでいない。 フッ化水素は半導体ウェハー(基板)の上に金・白金で刻まれた回路だけを残し、残りの物質を取り除く役割をする。 半導体の微細工程の水準が上がるほど、液体よりは気体形態のフッ化水素がもっと多く使われる。

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しかし、専門家たちは、これも大きな問題にはならないと見ている。

韓国半導体ディスプレイ技術学会長を務めるパク・ジェグン漢陽大学融合電子工学部教授は「液体フッ化水素は国産化が完了した」とし「ガス(気体フッ化水素)は現在評価中だが結果は良い。 今年末頃に気体フッ化水素の国産化が完了するだろう」と見通した。

アン・ジンホ漢陽大学新素材工学部教授も「液体フッ化水素は国産化が100%になったと見ていい」とし「気体フッ化水素国産化は年内に可能だと考える」と述べた。

それとともに「フッ化水素が技術的に難しいというよりは、作っても企業の利益が上がらないから開発されていない。 国内市場が大きくないため」とし「しかし需要企業が国産製品を積極的に買い入れると市場が大きくなり利益を生むことができる」と付け加えた。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ