「日本との30年格差捉えた」…世界初の超電導ケーブル商用化

LS電線、韓電と龍仁興徳-新葛変電所1キロ区間商業運用開始…関連市場2023年1兆ウォン突破の見通し

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LS電線が韓国電力公社(韓電)と共に、世界初の超伝導ケーブルを商用化した。

5日、LS電線によると、京畿道龍仁市興徳変電所と新葛変電所間1㎞区間に設置された超伝導ケーブルがこの日から商業運用を開始した。超電導ケーブルは、LS電線を含め、ヨーロッパ、日本、米国の5つの企業が技術を保有しているが、韓国が初めて商用化に成功した。

超電導ケーブルは、従来の銅ケーブルよりも低い電圧で5~10倍の電力を送ることができる。氷点下196度で電気抵抗が消える超伝導現象を応用して送電中に失われる電気がほとんどないからである。

また、変圧器が必要なく変電所の面積を1/10に低減することができる。変電所の設置・運用コストを削減し、都心の避難施設問題を解決することができるうえ、既存の変電所の敷地を他の用途に利用することもできるようになるわけだ。

超電導ケーブル1本で銅ケーブル10本を交換するため、設置スペースを大幅に削減することができる。新都市建設等の場合、高さ3mほどの電力柱を1m程度の管路に置き換え、土木工事のコストを1/20に低減することができる。

超電導ケーブルの普及が拡散して生産単価が下がると、既存の銅ケーブルとのコスト差がさらに大きくなるとLS電線は予想した。

超電導ケーブルは、電力使用量が急速に増える都心での利用率が高い。既存の電力区管路等の設備をそのままにして、銅ケーブルのみ超電導ケーブルに交換すると、電力量を増やすことができる。

国内では2000年代の初めから超電導ケーブルの開発を開始し、20年足らずで先進企業との30年の技術格差に追いついた。業界では、今回の商用化で関連市場が2023年に1兆ウォンを突破するなど、急成長すると期待する。

ミョン・ノヒョンLS電線代表は「超電導ケーブルの商用化は、ヨーロッパと日本のメーカーが主導していた電力業界で韓国が主導権を持つようになるパラダイムシフトを持たらす」とし「韓電と協力して海外市場に積極的に進出する計画だ」と述べた。

LS電線は、2004年に世界で4番目に超電導ケーブルの開発に成功した。 2015年に世界初の直流80㎸級超電導ケーブル実証を完了すると、世界で唯一の直流(DC)と交流(AC)技術の両方を保持した。世界最大容量、最長の長さの超電導ケーブルの開発にも成功した。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ