4年間で、韓国2vs日本18…台風が列島に行く理由は…

20180910-02.jpg

2対18…2015年から今年までの4年間、韓国と日本にそれぞれ影響を及ぼした台風の数字だ。

今年だけ見ても、我々の国に上陸した台風は第19号「ソーリック」一つだった。一方、最近、日本に大きな被害を残した第21号台風「ツバメ」をはじめ、韓国を避けた第12号「ヒバリ」、第15号「ロウキー」、第20号「シマロン」はいずれも日本を貫通した。

隣接しているにも関わらず、このように台風が韓半島を避けて行くのに対して、日本を貫通する理由は何か。専門家らが挙げた根本的な理由は、両国の地理的位置だ。中国と日本の間に位置しており、我が国に接近する前に台風が既に中国と日本大陸に上陸して勢力が弱まる場合が多い。カン・ナムヨン国家台風センター予報チーム長は「台風が中国に向かった場合、大陸に上陸して勢力が弱まった状態で、韓国に影響を与えることになる反面、日本は台風が方向を変える位置に露出していて影響を多く受ける」と説明した。

台風は北太平洋高気圧を左周りに沿って移動するが、韓国は高気圧の拡張と収縮度合いによって影響を受ける程度が変わるが、東西に伸びた日本は拡張と収縮の両方に影響を受けるようになる。

済州大学の台風センター長のムン・イルジュ海洋産業警察学科の教授は「我が国は南北に、日本は東西にやや長めである」、「初夏には台風が西側の台湾に向けて、8月に超えて来ると、東側に偏って日本に向く為にその中間を台風が通過する時だけ韓国に影響を及ぼす事になる」と説明した。

20180910-03.jpg

韓半島の西側、チベット高原で発達して、我が国に影響を及ぼしているチベット高気圧も韓国には友軍として作用する。今年は特にこのチベット高気圧が大きく拡大して中国大陸で発生した熱的高気圧と合流し、韓半島を覆う「釜のふた」の役割を果たし、第14号「ヤギ」、第15号「ロウキー」などを跳ね返す役割を果たした。

一方、日本の場合、チベットの高気圧のように、大気上層で台風を防ぐ役割をする高気圧はない。北半球の場合、台風の進行方向を基準に右が危険半円である点も日本には悪影響を及ぼす。台風が北上して偏西風に入ると、進行方向の右側の風が強くなり、左風は弱くなる特性があるが、東西に伸びている日本は北太平洋高気圧に沿って上がってくる台風の右側に位置する場合が多い。

一方、気象庁によると、今月中旬に韓国に影響を及ぼしかねない台風が再び発生する可能性がある。カン・ナムヨンチーム長は「我が国に既に冷たい空気が降りてきており、台風が上がりにくい状況だが、この勢力が弱まると、台風が接近する事がある」と話した。

ガセンギ.com
https://goo.gl/WUDqGp

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ