史上初の米朝首脳会談が来月12日にシンガポールで開催される場合、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領も、現地を訪れることを検討していて、その具体的な準備が始まっていることが明らかになりました。ムン大統領としては、米朝首脳会談に続いて韓国も加わった3か国の首脳会談を開き、朝鮮戦争の終結宣言に向けた流れを作りたいものと見られます。
アメリカと北朝鮮は、来月12日にシンガポールで史上初の米朝首脳会談を開催することを目指して、現在、シンガポールや南北の軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で事前の調整を行っていて、さらに、今週後半にはポンペイオ国務長官がニューヨークで、北朝鮮のキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長と会談することになりました。
こうした中、韓国大統領府でムン・ジェイン大統領の外国訪問の準備を担当する職員がシンガポールに入ったことをNHKの取材班が確認しました。大統領府の関係者は、NHKの取材に対し、「米朝首脳会談の内容によっては、ムン大統領もそれに合わせてシンガポールに入ることを検討している」と述べ、シンガポールに入った職員はムン大統領が宿泊するホテルの下見などを進めているということです。
ムン大統領は、今月27日に開いた記者会見で「米朝首脳会談が成功すれば、3か国の首脳会談を通じた終戦宣言も進むと期待している」と述べていて、アメリカと南北の3か国でできるだけ早く首脳会談を開きたいという意向を示していました。
このため、シンガポールで3か国の首脳会談を開くことも視野に、朝鮮戦争の終結宣言に向けた流れをつくることを目指して、具体的な準備を始めたものと見られます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180530/k10011458521000.html
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Source: おもしろ韓国ニュース速報