先物為替対策「安全弁」…通貨スワップで不安を抑えるべき

[マネートゥデイ、ハン・ゴウン記者]
外国為替当局先物為替市場の1段階措置
外国為替市場「3月四半期末。ドル不足が続く状況に備えて追加措置が必要」

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対ドルウォン相場が6取引日連続でウォン安ドル高が進み、為替市場の不安が深まっている。 当局が銀行先物為替ポジション限度を高める対策を打ち出したが、ウォン安を阻止するには力不足だった。 米国や日本などと直接通貨スワップを結ぶなど、安全弁を作らない限り、当面、変動性の激しい相場が続くものと見られる。

18日、ソウル外国為替市場での対ドルウォン相場は、前日より2.2ウォン安ドル高の1ドル=1245.7ウォンで取引を終えた。 終値基準では10年6月11日(1246.1ウォン)以来の最高値だ。 それだけウォン高が進んだということだ。 為替相場は11日から6営業日連続で55.2ウォン安が進んだ。 今月17日の1日で17.5ウォンも急騰した。

政府は、「コロナ19」の拡散で安全資産の偏りが激しくなると、18日、市場取引開始前の外貨流動性対策を発表した。 国内銀行の先物為替ポジション限度を40%から50%に、外国銀行の国内支店は200%から250%に拡大することにしたのだ。 銀行の自己資本対比先物為替純資産の割合を高めれば、銀行は外貨資金の保有規模を増やすことができる。 それだけ市場に供給できる外貨も増える。

このような対策が打ち出され、取引中一時1230ウォン台半ばまでウォン高が進んだが、コスピ指数が1600ポイントを割るなど、株式市場が弱気を見せると、為替レートは再び上昇した。 同日、コスピ指数は前日より81.24ポイント(4.86%)下がった1591.2で取引を終えた。 10年5月26日以来の最安値だ。 コスダック指数も前日比29.59ポイント(5.75%)下がった485.14で引けた。 13年12月19日(484.17)以来の最安値だ。

外国人投資家が国内株式市場から資金を引き出して海外に送金し、ウォン高の圧力として働いている。 外国人は国内株式市場では10日連続の売り越しとなった。

さらに、外貨資金市場内のドル調達コストが高まったことも、ウォン安ドル高を煽っている。 米国や欧州など、海外証券市場が暴落し、これに連携した株価連携証券(ELS)を販売した証券会社各社は、「マージンコール(証拠金の追加支払い通知)」に直面し、外貨資金市場でのドル需要が急増したのだ。

市場でも先物為替ポジション限度の拡大も一定の効果はあるだろうが、より直接的な流動性供給や韓米通貨スワップ締結が実質的な対策にならざるを得ないと指摘する。

新韓金融投資研究院のハ·ゴンヒョン研究員は「四半期末の今月末、投資家の資産再調整が行われるが、この時、再びドル需要が集中し、為替レートの不安要因として働くだろう」とし「政府がドルを直接供給したり、基軸通貨国と通貨スワップを締結するなど、第2次、第3次のドル流動性安定対策を先に準備しなければならない」と述べた。

これと関連し、企財部のキム・ソンウク国際金融局長は「外貨準備高を活用し、スワップ市場や金融機関がドルを貸すこともでき、量的な物量供給のほか、様々な対案を事前に準備している」と予告した。

市場では、追加対策として2008年に稼働した「競争入札方式のスワップ取引」や「中小企業輸出金融支援」などが再開されるかに注目が集まっている。 すべて韓国銀行が保有している、外貨準備高の一部を国内金融機関を通じてドル供給する方式だ。 企財部の関係者は「外貨流動性の事情を見極めながら段階的に対策を打ち出す」と述べた。

政府は主要20カ国·地域(G20)加盟国間の通貨スワップ締結にも期待をかけている。 これと関連し、G20議長国のサウジアラビアは17日(現地時間)、来週中にG20首脳会議の開催を招集することを決めた。 政府は、会議が開かれれば、通貨スワップ締結を正式に提案する計画だ。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ