米国の学者:韓国人が一番韓国のことを知らない…

多くの韓国人は、自分の国の過去をこんな風に話したりする。

「1950年代の韓国は世界で最も貧しい国だった。 当時、個人所得は、ソマリアと似ていた。 しかし莫大な国民的犠牲と効果的な産業政策で底辺から脱出することができた。 結局、世界10位の経済大国にのし上がった。 このような成就は、多くの難関を超え、一生懸命働いた結果であり、教育熱が後押しされた」

もちろんこのような説明が間違っているとすることはできない。しかし、完全に正解でもない。
文字通りには事実だが、行間に重要な事実が抜けている。1950年代、韓国とソマリアは絶対に似ていなかった。当時、韓国には地下資源が無かったが、数千年間続いた偉大な学究熱や学者尊重の伝統があった。韓国人たちが一日一日を持ちこたえ難い大変な飢餓状態に処し、救護食料を得るために、長い列を立たなければならなかったのは事実だ。しかし、その列に立った人の中には、化学や機械工学を勉強した専門家もいるし、国家戦略と行政について、レベルの高い識見を備えた知識人もいた。

韓国は国内政策と制度に関する限り最も先進的なシステムを持った国家だった。特に1392年から1910年までの朝鮮時代に最も発展的形態を見せてくれた。これは東西古今を通じて独歩的といえる。適正規模以上の国を基準に言えばいかなる政府システムもそのように長年の期間、安定的に維持されなかった。

1960年代以降、韓国が成し遂げた奇跡の背後には数千年間持続された知的伝統がある。しかし韓国史を話す上でこの部分を省略する傾向が多い。それで韓国が飛び出してきたような錯覚に陥りやすくなる。結果的に韓国文化に対する記述が皮相的な方式で行われるしかない。偉大な古典の伝統を基礎に造成された現在、文化の深いルーツは看過されたり、無視される。

エマニュエル・パストリッチ「韓国人だけが知らない大韓民国」

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ