配信日時:2018年3月26日(月) 7時0分
2018年3月23日、韓国・世界日報は、南北首脳会談と米朝首脳会談の開催を取り付けた 文在寅(ムン・ジェイン)大統領と韓国政府が、国際社会で「スポットライト」を浴びていると伝えた。
記事によると、現地時間22日、米時事解説誌・ USニューズ&ワールド・レポート は「文大統領、ベトナムとアラブ首長国連邦(UAE)訪問:韓国の信じられない(unlikely)グローバルパワーで」という見出しで、文大統領と韓国が朝鮮半島を超えて国際社会の新たな「ディール・メーカー」として浮上したと報じた。 特に、朝鮮半島の軍事的問題を外交で解決しようと努力していること、非武装地帯(DMZ)に象徴的な橋を架ける努力が進められていることについて「すべて文大統領の功績」と強調したとされる。
米スタンフォード大学・ ウォルター・H・ショレンスティン・アジア太平洋研究センターのシン・ギウク所長は、同メディアに対し「韓国がますます強国として浮上している」と診断、「かつては中国、日本のようなクジラの間に挟まったエビのようだったが、イルカになった」と話したそうだ。実際に、同メディアでは「文大統領の今回の訪問日程は、韓国が同地域で『ハードパワー』と『ソフトパワー』の投資を拡大することに焦点が置かれている」と強調し、「安保と貿易分野で中国に対する依存を歴史的に避けてきた東南アジア諸国と、経済的、外交的関係を強化することにフォーカスを置いている」と伝えたという。
また、文大統領の訪問に盛り込まれた核心的な意図の一つとして「中国が同地域で影響力を拡大する状況において、似たような立場の国と静かに同盟関係を強化すること」とも指摘、「北朝鮮問題で緊張が高まる中、 文大統領は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とドナルド・トランプ米大統領間の米朝首脳会談を仲介し、今後は日中韓3カ国首脳会談を再開しようとしている」と伝えたとのこと。
これを受け、ネットユーザーからは2500件以上のコメントが寄せられるなど注目度が高まっている。「韓国国民が選んだのだから当然のこと」「文大統領は歴史に長く残ることでしょう」「国を救ってくれる私たちの文大統領!これからもファイトです!尊敬しています!」「文大統領のような素晴らしい人がいるから韓国がグローバルパワーとして認められるようになった」など、かなり人々の共感を得ているようだ。
一方で、何かと物議を醸しているこれまでの政権を皮肉って「朴槿恵(パク・クネ)大統領の時代は国際的に恥ずかしかった」「自らの利益のために忙しかった政権では見られなかった光景」「外交的に後退した李明博(イ・ミョンバク)、 朴槿恵の10年を速いスピードで原点、いやそれ以上に前進させている」とのコメントも。
反対意見はあまり見られず、「少数の保守勢力は気に食わないだろうな」「みんな知っていたことなのに、韓国メディアだけが知らないふりをしていた」などの声がちらほら上がった。(翻訳・編集/松村)
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Source: おもしろ韓国ニュース速報