ポール・クルーグマン「アジア発経済危機再び襲う可能性」

日本輸出規制…「韓国は自らを保護する措置を取らなければならない」
ハイパーグローバリゼーション・超グローバル化の世界…「知識移転拡張されなければ」

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[アジア経済チャン・セフイ記者] 2008年ノーベル経済学賞受賞者であるポール・クルーグマン、ニューヨーク市立大教授は「近いうちに、アジア発の経済危機が再び襲う可能性がある。中国が懸念を与える要素」と述べた。ポール・クルーグマンは、1994年のアジア通貨危機と2007年に米国のサブプライム問題を予見した「経済学の饗宴(1995)」、「不況の経済学(1999)」など20冊余りの著者である。

クルーグマン教授は9日、ソウルコンラッドホテルで開かれた「KSP(経済発展の経験共有事業)成果共有会議」の基調問題提起後続いた質疑応答で、「中国経済は不均衡を抱えている。信用を通じて経済成長ドライブをかけた不安感があるようだ」と述べた。

彼は「中国政府が市場に介入して地合いが不安になることを防いだのは事実」としながらも、「いつかは、そのようなことがすべて底をつき、経済が悪化するティッピングポイント(tipping point)に到達するだろう」と語った。 さらに、「中国がティッピングポイントになるのかについて賭けをするかと言えばしないだろうが、十分その可能性がある」と話した。

日本の輸出規制と関連して、「韓国は自らを保護する措置を取らなければならない」とし「長期的に見たときの経済成長において、中間妨害が入ってくることについて、韓国としては他の選択肢がないようだ」と話した。

(中略)

彼はまた、経済成長をもたらす最も重要な要因は、知識と述べた。彼は「知識は経済成長にとって最も重要な要素」とし「グローバルな知識は、米国・EUなどの大きな国にも該当するが、韓国にも寄与度が大きい」と重要性を重ねて強調した。

彼はハイパー・グローバリゼーション(過剰グローバル化)と超グローバル化の世界は終わったと述べた。彼は「世界の貿易量は、2008年の金融危機の直前に最も高く上がって墜落し、今は停滞した」とし「急速な世界経済統合の時代がもう終わりつつある」と述べた。

彼は続いて「ビジネスの観点から見ると、サプライチェーンのグローバル化と知識移転が止まった」とし「さまざまなメカニズムで知識の移転が拡張されなければならない推進力を失ってしまった」と話した。

彼はまた、世界的に経済成長の推進力が鈍化しているという意見も出した。彼は「アジアの金融危機に隠れていたが、2010年までに生産性が増大するのを見ることができるだろうが、その後はそうではない」とし「経済成長の推進力が鈍化していることを世界的に見ることができる」と評価した。続いて「超グローバル化とする新しいレベル、新しい形でグローバル化が進展したということだ」と述べた。

今回の会議は、企画財政部、韓国輸出入銀行、KOTRAと共同で「不確実性を超え:知識の共有の未来を問う」というテーマで行われた。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ