ジム・ロジャーズ「安倍、コロナ対策失敗…アジア最悪」

週刊朝日寄稿「リーダーシップ不在・社会柔軟性不足」を指摘

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世界的な投資家のジム・ロジャーズ、ロジャーズ・ホールディングス会長が日本の安倍晋三首相について、「新型コロナウイルス感染症(コロナ19)対策に失敗した」と酷評した。

ロジャーズ会長は、日本の週刊朝日12日付の最新号(2日発売)への寄稿で、日本政府のコロナ19対策を「アジア最悪」と呼び、このように明らかにした。

ロジャーズは「50年前まではアジアは米州・欧州にとって取るに足らない存在だったが世の中が変わった」とし「この30年間、アジアは西洋諸国より経済的に成功し、コロナ19に関しても西洋より早く国を開き(経済活動を再開し)始めたのは間違いない。 コロナ19拡散を防いだアジア諸国が世界から称賛されている」と伝えた。

しかしロジャーズは「私が持つ情報では日本が(コロナ19対応を)非常に’よくやっている’とは言えない」とし「安倍首相はコロナ19対策で何か有効な手段を使ったようには見えない。 指導力を発揮できないうちに日本国内の状況は悪化した」と批判した。

特に日本の新型コロナウイルス診断検査(PCR検査)が他の主要国に比べて制限的に実施されてきたことについて「米国でも感染拡散初期にPCR検査を受けられなかった問題があったが、それは検査キットが足りなかったためだった。 しかし日本ではキット不足の話は聞いていない」とし「それでもPCR検査を受けられなかった人が多かったというのは理解できない」と言及した。

ロジャーズは「日本の人口比(コロナ19)死者数もアジアで最悪の部類に入る。 結果だけを見ると日本の対応は韓国より良くなかった」とし「現在、中国と韓国、台湾はウイルス拡散を統制できるものと見られるが、日本はまだその状況に至っていない」と指摘した。

国際統計ウェブサイトのワールドオーメーターによると、5日現在、日本の人口100万人当たりコロナ19死亡者は7人で、ウイルス発源国の中国(3人)、韓国(5人)、台湾(0.3人)より多い。

これについてロジャーズは「日本のコロナ19対策がうまくいかなかったのは安倍首相がリーダーシップを発揮できなかったためでもあるが、日本が抱えている根深い問題もあるようだ」とし「日本社会は柔軟性に欠け、年々その不足が深刻になっている」と明らかにした。

ロジャーズは「日本に柔軟性が不足する理由の一つは移民者が少ないからではないか」とし「閉鎖された国は遠からず力を失うというのが事実」と強調した。

ロジャーズは「もちろん移民を無制限に受け入れれば新しい問題が生じる。 しかし移民は新しいアイディアとビジネス方式、新しいお金を取り入れる」とし「日本は色々な意味で私が一番好きな国の一つなのでその未来を誰よりも心配している」と付け加えた。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ