日本コンサートに100万人集めた東方神起…グッズ現場販売400億超え

カバーストーリー – ファン層、工業的に進化

企画会社の主要な収入源はグッズ
SM、コエックスにグッズ専用モール
YG・ビッグヒットは、オンラインモール運営

ファンクラブが広告主で登場
誕生日などの記念新聞・地下鉄の広告
「ソウル市内バス歌声非好き」

外国人相手のチケット購買代行に
芸能人 「入隊ツアー」商品まで

男性デュオ「東方神起」(写真)は先月8~10日、日本の横浜日産スタジアムで公演を行った。 7万席を3日連続で完売させ、合計22万人の観客を集めた。これによりオールシーズンで東方神起の日本ツアーに集まった観客は100万人を突破した。 Kポップスターの海外単一ツアー史上最多記録だ。

驚くべき点はまだある。累積チケット売り上げが1000億ウォンだったが「グッズ(goods:芸能人をキャラクターにした応援用品や生活用品)」の売上が、400億ウォンを超えた。 Kポップ歌手の日本公演で現場グッズの売り上げは相当あるが、チケットの売上高の40~50%に達するほど大きくなった。ファンクラブが最初に作ったファンライト(サイリウム)、スローガン、ネームタグ、Tシャツ、タンブラーなどのグッズが今、所属芸能事務所を養う重要収益通路になった。ファン層の産業連関効果は想像以上に大きくなっている。

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企画会社が「グッズ」製作・流通

グッズの売り上げが増え、過去のファンが注文したり、外部の企業が小規模で製作・販売していたグッズを今大型企画会社が直接作成し流通まで行っている。 SMエンターテイメントは、2015年、ソウル三成洞に6階建ての複合文化空間であり、新概念のショッピングモールである「SMタウンコエックスアーティウム」を開いた。ホログラム公演とグッズショップ、展示会、飲食などSM所属アーティストに関連する様々なコンテンツを出した。このショッピングモールの売上高は毎年30%ずつ増加し、累積観客400万人突破を控えている。

YGエンターテイメントは子会社YGプラスを通じて「YGセレクト」と、オンラインショッピングモールを運営している。応援ツール、衣類、バッグ文房具、フォトブック、スマートフォンアクセサリー、ネックレス、ブレスレットなどを販売する。 FNCエンターテイメントも昨年からの観光客のメッカとして知られているソウル明洞に「FNCすごい」ショップを開いて所属アーティストの関連商品を販売している。ビッグヒットエンターテインメントは防弾少年団の公式オンラインショッピングモールである「BTS OFFICIAL SHOP」を開き、メンバーたちの顔が入ったフォトカードとステッカー、水筒、衣服、ムードなど、キーホルダー、マウスパッドなどを披露した。

芸能人の写真が入った文房具、ステッカーなどは定番だが、アイテムのカテゴリとコンテンツを表現する方法は、毎年多彩になっている。 SMの場合、最近2年間で最も「ホット」なアイテムは6000~7000ウォンの「ピンバッジ」だ。金属で作られたピンで、衣類バッグや帽子などにつけて飾ったり、それ自体を収集するアイテムだ。ほとんどの企画会社は、販売増加率が高いアイテムにホットパック、マスク、コールドカップなどの生活用品を挙げる。音楽企画会社の関係者は、「応援用品と文房具の衣類や水筒などの生活用品を中心に変わっている」と述べた。

歌手の誕生日のお祝い、デビュー記念広告がほとんど

「ファンダムの産業化」は、ファンクラブが広告主として登場することから肌で感じることができる。ファンは自分の好きなアイドル歌手の誕生日やデビュー日を記念して、新聞やバス、地下鉄などに広告をする。このうち、バスの広告は費用対効果が良いと評価される。ソウル市内のバス広告の場合、1台当たり1ヶ月で110万ウォン程度かかる。アイドルメンバーの誕生日に、バス1~5台の広告を掲載しても、ファンクラブには、大きく負担にならない。若者が多い弘大や新村を通る路線バスが最も人気だ。地下鉄の看板は流動人口に応じて月に120万ウォンから700万ウォン台まで多様だ。

一部のファンはカフェでも広告を出す。振動ベル、カップホルダー、トレイに敷くシートなどを通じて歌手の新曲とカムバックを広告する。大型マートのカートに取り付けられた看板を利用したりもする。広告を通じた「応援」は、外国でも拡張される。防弾少年団、EXO、TWICEの海外ファンたちは、米国ニューヨーク・マンハッタンの電光掲示板にメンバーたちの誕生日のお祝いの広告を着実に載せている。劇場にマッピング広告もでる。上映館を借りてスターの名前と大型画像を取り付ける。最近CGV江南にワーナー院とジェクキス、CGV狎鴎亭にEXOと防弾少年団などの広告が繰り広げられた。

チケット購入代行サイトも盛業

外国人相手のチケット購買代行サイトもたくさん生まれた。トレードドットコムは、英米圏のファンを対象に、トークツアー・104・コリア・ソウルナビ・ジーティーツアーなどは、日本人ファンを対象に購買代行事業を行う。これら国内で開催されるK-POP公演チケットをオンラインで購入した後、日本や米国など外国人にマージンをつけて転売する。チケットを入手が困難な外国のファンは多少価格が高くても喜んで出す。

歌手が入隊と除隊する時は「入隊ツアー」「除隊ツアー」の商品も出す。 10日スーパージュニアのリョウクの除隊日には日本人ファン約20人を集めて、その部隊を訪ねて行く。会社側は、車両や食事のサービスを提供する。往復航空券と宿泊はファンが解決する。各種フェスティバルと授賞式、ドラマ制作発表会、俳優たちが舞台挨拶をする映画試写会などに参加する商品も販売している。これらの企業が誘致する外国人は年間10万人と推定される。観光客誘致効果が大きいわけだ。

■ファンダム

fandom。特定の人物や分野を熱狂的に好きな人またはそのような文化現象をいう。韓国では1980年代初めの歌手チョ・ヨンピルの「兄部隊」が韓国ファンダムの始まりだ。 1990年代の歌手ソテジ、2000年代にはアイドルのファンクラブを中心にファン層が広がった。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ