予備役約300人が教育施設に入り、座った。学業や仕事を調整して訓練に参加した人々だ。
部隊関係者は大型スクリーンに、2016年に放送されたあるバラエティー番組の映像を映し出した。
ある男性作家が出演し、「なぜ男は恋愛に失敗するのか」をテーマに路上で講演するという内容だった。
「女性たちは社会的ハンディキャップ(不利な条件)に対する不安や恐怖があるので、
(恋愛に対する)防御メカニズムとして現れる」などの内容が約20分間続いた。
安保関連の映像が流れると思っていた予備役たちは「これは何なんだ」とヒソヒソ話していた。
この日の予備役訓練計画では、敵が通りそうな所に設置した陣地での戦闘・検問所運営・通信・化学兵器・救急法・軍規律確立などを
教育・訓練することになっていた。
国防部(省に相当)の予備役訓練訓令によると、予備役訓練は第一線の部隊に所属する予備役司令官が独自に構成できる。
国防部関係者は「その予備役部隊がバラエティー番組の映像をどんな理由で見せたのか問いただす」と言った。
陸軍関係者は「バラエティー番組を見せたのは、休憩という観点で良い内容だったので一度見てみなさいという意図だった」と説明した。
今月から本年度の予備役訓練が始まっているが、一部の訓練内容が予備役訓練の目的から外れているという指摘が相次いでいる。
予備役訓練に先日参加したという人物は「室内教育時に講師は安保教育だとして難民問題を取り上げた。
南北の対峙(たいじ)状況については一言も言及しなかったので驚いた」と語った。
「予備役訓練に行って男女平等教育を受けた」という人もいる。
ある予備役訓練参加者は「安保教育の講師が講義時間の半分以上を中世の日本の歴史と日本による韓半島(朝鮮半島)受難史について講義した。
主敵は日本だという印象を受けた」と言った。
韓国政府が南北和解・協力を強調する中、軍が作った予備役教育映像で、北朝鮮に関する部分が大幅に減ったとの指摘もある。
陸軍が昨年配布した予備役の教育映像には「北朝鮮」という単語が一度しか出てこないということで物議を醸した。
陸軍は今年、10分間の映像を2本作成して配布した。
『誇らしい我が祖国・大韓民国』と『私は大韓民国の軍人、予備役だ』だ。
陸軍関係者によると、この映像にも北朝鮮に関する内容は含まれていないという。
『誇らしい我が祖国・大韓民国』は国を失った難民の苦しみと6・25戦争(朝鮮戦争)の悲惨な被害を見せ、
戦争のない国を作らなければならないというメッセージが込められており、
『私は大韓民国の軍人、予備役だ』は過去の予備役たちの主な活動を紹介しているとのことだ。
戦闘訓練がずさんだという見方も多い。予備役訓練に先日参加したというイ・プルムさん(27)は
「PM2.5のため戦闘訓練は映像に変更された。訓練計画にあった通信教育はしなかった」と話す。
キム・サンヨンさん(29)は「戦闘訓練時に地図を広げ、分隊長・副分隊長などと表示された駒をそれぞれ動かしながら『躍進、前へ』などと叫んだが、
これが訓練と言えるのか疑問だ」と言った。
ある予備役訓練部隊幹部は「小隊長教育をする時も『事故が起こったり、苦情が出たりしないように適当に済ませろ』という話が出る」と明かした。
文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、大統領府の国民請願掲示板には予備役を廃止・縮小してほしいという請願文が200件以上書き込まれている。
専門家たちは、予備役訓練が必要な理由について正確に教育し、教育内容も改編すべきだと訴える。
韓国国防安保フォーラム対外協力局のムン・グンシク局長は「予備役を混乱させる教育は中止し、
主敵の概念を正して安保教育を強化しなければならない」と話している。
ソウル市民「日本を相手に戦争する」
だっけ
続きを読む
Source: おもしろ韓国ニュース速報