2018年4月25日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府が27日に開かれる南北首脳会談後の夕食会のメニューに竹島(韓国名:独島)を描いたデザートを用意していることを受け、日本政府が抗議した。
外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は24日、韓国政府が同日公開した南北首脳会談後の夕食会のメニューに竹島を描いたデザートが含まれているとして、韓国大使館の李煕燮(イ・ヒソプ)次席公使に抗議した。金杉局長は「非常に遺憾」とし、夕食会に同デザートを提供しないよう求めたという。日本政府は在韓日本大使館を通じ、韓国政府にも同じ内容を抗議したとのこと。
さらに同日は文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が会談する板門店の韓国側にある施設「平和の家」も公開された。中央日報によると、記念撮影の背景となる1階ロビー正面にはソウルにある北漢山を描いた作品が置かれている。これについて、韓国大統領府報道官は「史上初めて韓国の地を踏む北朝鮮指導者をソウルの名山で迎えるという意味。さらにソウルにある山なのに北漢山(プッカンサン、韓国語で北朝鮮と同音)という名前にも注目した」と説明した。また、2人の首脳が主要議題を話し合う2階にある楕円形のテーブルは2018年を記念し短径が2018ミリメートルで作られた。テーブルの両側にはそれぞれ7個、計14個の椅子が置かれているが、南北首脳が座る真ん中の椅子は背もたれの最上部に済州島、鬱陵島、さらに竹島まで含まれた朝鮮半島の地図が刻まれているという。
これを受け、韓国のネットユーザーからは「五輪の時とは違う。日本が口出しすることではない」「内政干渉。韓国政府は強硬対応を」「首脳会談で独島を狙う日本への対応方針を協議するべきでは?」など日本に対する厳しい声が相次いでいる。
一方で「これは日本を刺激して敵対心を北朝鮮から日本に向けようという文大統領の作戦だ」と分析する声や、「面倒なことになりそうだから独島は除こう」と主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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Source: おもしろ韓国ニュース速報