https://www.sankei.com/world/news/180427/wor1804270022-n2.html
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27日の南北首脳会談の行方を見守る家族が、韓国にもいる。「なぜわれわれの政府は、日本のように戦ってくれないのか」。
南北関係改善に沸く韓国社会で、孤立を深めている。
かつては自発的に北朝鮮に渡る越北者も多数いた韓国社会。拉致被害者はしばしば同一視された。
「人前で父の被害の話ができず、自分が何者なのか悩んだ」。被害者家族は北のスパイのように扱われることもあり、公にするのがためらわれた。
2000年代初頭から、父の帰還を求める活動を始め、有名無実化していた家族会を再結成した。
被害者家族の交流で来日した際には、「政治、国民が解決に向け団結するのを目の当たりにした。日本が心底うらやましかった」と振り返る。
韓国政府は今回の会談で、自国の拉致被害について言及するか明らかにしていない。インチョルさんは訴える。
「『人権問題の解決』を金正恩(朝鮮労働党委員長)に言及させてこそ、誠意を持って会談に臨んでいるか確認できる。
そうでなければ、いつも通りの『ショー』に終わる」
韓国での拉致被害は、1950年に勃発した朝鮮戦争中の民間人や捕虜となった軍人、
朝鮮戦争後に拉致された漁業従事者や大韓航空機ハイジャック事件の被害者らに区分される。
朝鮮戦争中の拉致被害者は8万人を超えるとされる。また、2000年代に行われた韓国統一省の調査によると、
戦後の拉致被害者は約3700人で、このうち未帰還者は400人を超える。
南北首脳会談に向け、複数の被害者団体は会談で韓国人拉致問題を扱うよう要求。
朝鮮戦争拉致被害者家族協議会は25日に会見を開き、「非核化と同時に、北朝鮮の人権問題を解決してほしい」と訴えた。
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Source: おもしろ韓国ニュース速報