「このレベルなら韓国でビジネスをする理由はない」…企業「パニック」

「投機資本・労組フォビア」が現実に

「規制3法・労組法」立法が殺到、企業の不満爆発

ヘッジファンド「食い逃げ」を目にしながらも結局「個別3%ルール」強行処理
時価総額30大企業のうち半分が票対決で逆転…経営権の脅威に直面
親会社の株主が子会社の役員を問う「多重訴訟制」も負担

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「このレベルなら韓国で事業をする理由がありません。 海外に本社を移転するところが出てくると思います。」

国会で審議されている反企業法案を一度に押し通した9日、与党の「立法テロ」を見守ったチェ・ジュンソン成均館大法学専門大学院教授が口にした話だ。 彼は「商法改正案など企業規制3法で経営権防御が難しくなり、労働組合法改正で企業と労組の均衡も崩れた」とし、このように指摘した。 最高経営者(CEO)に対する厳しい刑事処罰条項まで盛り込んだ重大災害企業処罰法と産業安全保健法、経営権相続を源泉封鎖した相続税法など国内企業を締め付ける「法律包囲網」が完成段階に達したという話だ。

煮えくり返っている企業

この日、「規制3法」が一気に国会を通過する状況を見守った企業家らは、虚しさを超えて憤りを感じたという。 与党の立法テロで経営環境が’時計ゼロ’の状況に追い込まれたというのが主要企業の共通した反応だ。 主要企業の貸館担当役員らは「叩かれたら企業なのか」「いったいどこの国の国会なのか」などの発言をし、「与党の暴走」「野党の幇助」を非難した。 経済界でも懸念の声が相次いだ。 全国経済人連合会(全経連)はこの日、緊急要請文を出し「投機資本が選任した監査委員による核心技術流出憂慮が高まり、利害関係者の無分別な訴訟も不可避だ」とし「企業が投資と雇用を減らすしかない状況」と吐露した。 大韓商工会議所のパク・ヨンマン会長は、「これ以上何のお話を申し上げろというのか。 言うことはない」と途方に暮れた。

監査委員を分離選出する際、筆頭株主と特殊関係人の持分をそれぞれ3%に制限する内容を盛り込んだ商法改正案に対する懸念が最も大きかった。 2003年4月、SKグループを攻撃したソブリン資産運用のような事例が急増するという指摘だ。 当時、ソブリンは SKSKグローバルの粉飾事態による経営空白の隙を狙って、SK(株)の株式14.99%を買い入れ、社外取締役のポストと資産売却,株主配当の拡大などを要求した。 「3%ルール」は法人を5つに分けて連合戦線を張る方法で迂回した。 SK側は、「白騎士」の募集に乗り出すなど、トラブルを乗り越えながら辛うじて経営権を守ることができた。 経済界の関係者は「当時、商法に監査委員の分離選任と「個別3%ルール」が明示されていたら、仕方なく社外理事のポストを明け渡さなければならなかったはず」とし「企業が監査委員分離選出と3%ルールにこだわる理由」と述べた。

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「投機資本連合すれば社外理事を明け渡さなければならない」

与党案に明示された個別の3%ルールを適用し、監査委員を分離選出する状況を仮定すると、多くの企業がヘッジファンドの攻撃にさらされることが分かる。 時価総額30大企業のうち、現在は大株主と特殊関係人の議決権が外国人投資家を上回っているが、「個別3%ルール」を適用すれば形勢が逆転するところが14社だ。 LG化学やSKテレコムのような持株会社の事業者会社が問題だ。 筆頭株主が持株会社を通じて間接支配する構造であるため、会社側が確保できる議決権が3%だけだ。 一方、外資系投資家の持分は15-20%に達する。 一部のヘッジファンドが連合するだけでも理事会の一員である監査委員の座を占めることができるという話だ。 ある大企業の関係者は「すでに経営権防御専担組織を構成すべきではないかという話が出ている」とし「本業に投入する人員と財源が減る」と話した。

子会社の役員が損害を発生させた場合、親会社の株主が損害賠償訴訟を起こせるようにした多重訴訟制に対する懸念も相当なものだった。 訴訟原告資格要件を上場企業は持ち分0.5%以上、非上場企業は1%以上保有にやや強化したが、「無条件訴訟」を防ぐには力不足というのが経済界の共通した指摘だ。 いったん訴訟が起これば、会社側が勝ってもイメージ失墜は避けがたい。

労組のストで頭を抱えている自動車業界では、新労働組合法が心配だ。 解雇者と失業者が労組員として活動できるようになれば、政治ストが頻繁にならざるを得ないというのが企業側の吐露だ。 業界関係者は「自分たちの要求を受け入れないという理由で生産ラインを鎖で縛ってストを強行する労組に弾みがついた」と話した。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ