今年満期額1300億…DLF損失爆弾「カチカチ」
・海外金利連携DLF最初の元本全額損失
・投資家「中途解約すべきか」、「苦悩」
[イーデイリー、キム・ジョンナム記者]海外金利連携派生結合ファンド(DLF・DLSを盛り込んだファンド)の損失爆弾が雪だるまのように大きくなっている。満期まで待たなければならないか、中途解約をするか、投資家の悩みは大きくなるものと思われる。
25日、金融界によると、今年中に満期で返ってくるウリィ銀行のドイツ10年物国債の金利連携DLF残高は、同日午後基準1023億ウォンと把握された。26日の有効期限(83億ウォン)を除けば、940億ウォンだ。ウリィ銀行のDLF満期は26日分を含めて13回以上戻ってくる。ウリィ銀行の関係者は「(損失がより大きくなる前に売ろうとする加入者の)中途買い戻しが続いていて残高は毎日変わっている」とした。
既に全額損失商品も出てきた。26日満期であるウリィ銀行のDLF商品(4ヶ月満期)の収益率は-98.1%で確定した。1.4%の金利クーポン(収益)1.4%を除けば実質的に損失率100%である。
KEBハナ銀行も状況は変わらない。現在DLF残高は316億ウォン前後だが、これも可変的だ。同日満期で最初に戻ってきた商品(10億ウォン規模)の収益率は-46.1%で確定した。
問題はこれからだ。金利の流れが下落傾向のため損失が増える可能性があるからである。マーケットポイントによると、世界的な長期市場金利ベンチマークである米国10年物国債の金利は24日(現地時間)1.6508%で取引を終えた。前取引日と比較して下落幅は4.54ポイントで、最近では最も大きかった。ソウル債券市場のある関係者は「米中貿易紛争が続く中、先進国景気指標が一つ二つと否定的に出てきている影響」とし「景気反発のモメンタムを見つけるのは難しい」と述べた。
状況がこうなるとDLF加入者の混乱は深まっている。金融消費者院と法務法人ロゴスはこの日、ウリィ銀行の投資1件(元金4億ウォン)とKEBハナ銀行の投資3件(元金16億ウォン)の損害賠償訴訟を提起した。
金融監督院は、損失を見た消費者の紛争調整申請を受け、早ければ来月紛争調整委員会(紛調委)を開く計画だ。紛調委勧告を双方が受け入れたら賠償がなされることになる。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ