「鬼郷」(原題、2016年)、「雪道」(同、17年)、「アポロジー」(同、17年)、「アイ・キャン・スピーク」(同、17年)などが代表的な作品だ。素材の重みに観客が圧迫感を感じないよう、多彩なジャンルや方法で被害者の痛みを表現した。
27日に封切られる新作映画「ハー・ストーリー」(原題)は、実話を正攻法で淡々と描いている。
1992年から6年間、山口県の下関と韓国南部の釜山を行き来し、日本政府を相手取って慰安婦被害者に対する謝罪と賠償を求めて法廷闘争(いわゆる「関釜裁判」)を行った人々の物語だ。これまでの慰安婦に関する数々の訴訟のうち、唯一原告一部勝訴の判決を勝ち取った裁判だが、韓国では広く知られていなかった。
映画は、慰安婦の悲しい人生を描く内容ではない。法廷の証言台に座った慰安婦被害者の声を通じて、彼女らの人生を聞かせるだけだ。
監督のミン・ギュドン氏は「慰安婦問題を民族全体の深い傷に還元する場合が多いが、単純に象徴的な存在ではない一人の女性、人間としてそれぞれのおばあさんの痛みを取り上げたかった」と話す。
98年の一審判決で、山口地裁下関支部は日本政府に対し慰安婦被害者3人にそれぞれ30万円ずつを支給するよう命じたが、被害者に対する公式謝罪については認めなかった。映画で描かれるのはここまでだ。
だがその後5年間続いた控訴審、上告審で判決は覆され、実際には被害者は日本政府からどのような謝罪や補償も受けられなかった。
昨年4月には、裁判に参加した原告のうち最後の存命者だった李順徳(イ・スンドク)さんが他界した。現在、韓国政府に登録された慰安婦被害者239人のうち、存命者は28人のみだ。慰安婦被害者を題材とした映画が頻繁にスクリーンに登場する理由でもある。
ソース:朝鮮日報日本語版<慰安婦被害者の法廷闘争描く映画「ハー・ストーリー」 韓国で今月公開>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/08/2018060801246.html
提訴と朝日新聞報道とを綿密に打ち合わせたシーンもカットできないよね。
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Source: おもしろ韓国ニュース速報