▲釜山(プサン)総領事館前に設置された少女像
14日、今年初めて国家公式記念日に指定された「日本軍慰安婦被害者キリムの日」を控えて全国で慰安婦平和の少女像設立の動きが活発だが一部地域では少女像建設をめぐり地域住民間の葛藤が絶えることなく続く。
少女像を韓日外交だけの問題ではなく、人権の問題として接近して地域住民間で十分にコミュニケーションをとらなければならない、という指摘が出ている。
13日、韓国挺身隊問題対策協議会によれば現在まで全国に建設された少女像は合計102。少女像は慰安婦被害者の名誉回復と歴史を正しく立て直すための意味をこめている。現在、推進中の場所だけで10カ所だ。
しかし一部地域では少女像で地域市民のあいだに葛藤が発生し建設が失敗に終わるったこともある。今年4月、ソウル麻浦区(マポグ)の事例では少女像建設が容易ではないことを見せる。麻浦区少女像は昨年1月、建設が推進されたが、少女像敷地をめぐり住民たちの反対で4回も失敗に終わった。
初めは日帝強制占領期当時、日本軍駐屯地(将校官舎)があったソウル上岩洞(サンアムドン)(日本国際学校)に設立される予定だったが、一部住民の反対で失敗に終わった。また「弘大(ホンデ)通り」での設立計画も一部商人が日本人観光客が減ると反対して止まった。
麻浦区庁の前は一部地域議員らの反対で、弘益大学正門そばにたてる案は学校側の反対でやはり失敗に終わった。結局麻浦区図書館前に設立することにした。
他の地域も同じだ。全南(チョンナム)、光陽(クァンヤン)でも今年2月、少女像建設をめぐり葛藤が生じた。一部の商人が「商圏活性化を阻害する」として反発した。結局、光陽平和の少女像建設推進委員会は緊急会議を開いて少女像設置によって地域商圏が低迷する場合、移転を検討することにしてやっと合意した。
昨年、大邱(テグ)東城路(トンソンノ)にたてられる予定だった少女像は商人会の反対で大邱2・28公園に場所を移した。
少女像建設葛藤の最も大きな理由は経済的な問題であることが分かった。少女像が建設されれば歴史的空間と見られて商圏が萎縮し、観光客が減るなど副作用が発生するということだ。
一部では教育的問題も議論された。一部の学校では少女像について子供たちに性暴行事件をなぜ教えるのかと反対したことが分かった。これについて専門家たちは少女像を韓日関係ではなく、人権の問題で眺めるならば、このような葛藤を減らすことができるだろうと助言した。
オ・ソンヒ正義記憶財団事務局長は「朝鮮が日本の植民地だった特殊性がありはするが、慰安婦問題は韓国と日本だけの問題ではない」として「慰安婦問題は女性の人権問題として眺めなければならない。ところが、過去のパク・クネ政府の時、特に慰安婦を解決しなければ日本と外交をしないなど外交問題だけ強調する誤りを犯した」と指摘した。
少女像を先を争って建てながら地域間コミュニケーションが円滑でなかった問題も指摘された。オ事務局長は「地域で少女像建設に対する十分な共感が作られ、段階的に議論を経ていれば葛藤が減らすことが出来る」と話した。
チョン・セヒ記者
ソース:ヘラルド経済(韓国語) [明日は「慰安婦賛えることの日」①]少女像が商圏亡ぼす?…住民葛藤にあちこち設立霧散
http://biz.heraldcorp.com/view.php?ud=20180813000067
あれなら人が集まるな
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Source: おもしろ韓国ニュース速報