新規感染1000人に迫る状況…重病患者の病床不足、医療陣は「非常事態」
首都圏集中治療病床残り8床、年末までに84個より確保
政府「集中治療担当医師の拡充限界…ソーシャルディスタンス国民参加切実」
国内の「コロナ19」の確定者が連日600人前後に殺到し、医療システム崩壊への懸念が高まっている。 さらに11日午後11時現在、新規確定者が800人に近接しており、12日0時基準で発表される確定者は900人を超え、1000人前後に迫る見通しだ。 これを受け、防疫当局が重患者のベッド確保に全力を傾けているが、首都圏を始め、全国の重患者のベッド数は底をついているのが現状だ。
最近、病床確保の速度が感染拡散傾向に追いつけず、事実上「ソーシャルディスタンス効果」に最大の意志を示さなければならない状況に直面したという解釈だ。 政府は、病床確保の目標値を連日明らかにしながらも、「コロナ19流行抑制が伴われるべきだ」とし、国民が距離を置くことへの参加をさらに訴えている。
12日に中央災害安全対策本部によると、現在、重病人がすぐに入院できる病床は全国52床、首都圏8床だ。 政府は年末までに全国121ヵ所、首都圏84ヵ所をさらに確保する計画だ。
中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長は11日の定例ブリーフィングで、「危篤症患者が170人台に増加した点を考慮し、病床拡充計画を迅速に推進する」と明らかにした。
◇「首都圏の集中治療病床、年末までに215床を確保」
コロナ19重患者専担治療病床は全国210床まで確保された状況だ。 政府は12月20日に308社、年末までに331社まで最大限拡充する計画だ。
そのうち、首都圏の重症患者専門の治療病床は現在131床、12月20日200床、年末まで計215床まで確保する予定だ。
政府はこのため、国家指定の入院治療病床198床のうち、重患者治療が可能な106床を重症患者専担病床に転換中だ。 ただ、106床は現在、大半が他の患者が入院しており、彼らに対する全員、全室計画が並行されている状況だ。 政府は、転院や転室する病院に対して、10倍の損失補償まで支援している。
さらに、医療資源の力量の高い上級総合病院を中心に、重患者のベッドを最大限確保する方針だ。
◇政府の本当の悩みは…確定者は急増、集中治療担当医療陣の確保は小刻みに
病状も足りないが、政府の本当の悩みは医療陣の確保だ。 病床は他の病床の回転率を上げてでも空いている病床を追加していくことができる。 しかし重病患者を担当する専門人材の確保はそれより容易ではなく、病床を用意しても稼動が難しいという説明だ。 「急速な感染拡散→医療陣不足→病床不足」につながるのだ。
ソン・ヨンレ中央事故収拾本部戦略企画班長は11日の定例ブリーフィングで「8月、首都圏拡散傾向で重患者病床が不足したが、その後病室を拡充し、適切な治療を提供している」とし、「問題は高度に訓練された人材が必要なため、無制限に(重患者室を)拡大し続けることはできない限界がある」と述べた。
結局、医療陣の確保スピードに合わせられるよう「コロナ19」の拡散傾向を最大限抑えることが切実な状況だ。
ソン・ヨンレ班長は「患者の増加速度が集中治療室の拡充速度に追いつかないという問題点が発生しており、何より患者の増加傾向に歯止めがかからないと、集中治療室の医療体系は確実に維持できない」と強調した。
これに対し、円滑な医療スタッフの確保に向け、政府レベルでの追加措置が必要だという声が出ている。 匿名を要求したある医療界の関係者は「約1年間続いた国内流行状況で既存医療陣の体力消耗が最大の問題になっている」とし「新しい人材の補充と拡大が必要だが、政府レベルの追加インセンティブ支給とコロナ19状況終了後の補償などの補完策が必要な状況」と述べた。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ