「就職ヤクザ」理工系も難しい…経済失政に狭くなった就職の門

「3~4年前まで先輩たちは、大企業に良好な状態で簡単に入社したが、今は博士号があると無条件に就職できるという考えが消えた。」

高麗工科大学でのシグナル処理とマルチメディア分野を研究している博士課程の大学院生Y(27)某氏は就職の悩みが膨らんでいる。自分が研究している分野が極めて限定されていて希望する企業に行くことができるかという悩みだ。Yさんは「最近、博士があまりにも多いため、博士号を受けても希望する企業に入ることができるか分からず、高所得が保証されない」とし「大企業に行っても望んだ仕事や事業部に行く人は、ごく少数に過ぎない」と述べた。

20190908-04.jpg

最近、自動車、造船など国内製造業の低迷が続き、就職に有利なものと知られた理工系専攻者たちも就職探しに苦労を経験している。理工系は、人文・社会など文系に比べて就職が容易な所謂「就職ヤクザ(就職に有利で、時代や就職難を気にせず好き勝手振る舞う様から)」と呼ばれた。しかし、経済状況が悪化し、人文・社会系の専攻者は言うまでもなく理工系専攻者たちさえ就職難に陥ったのだ。数年前までは、希望する企業を選んで入ることができたKAISTや所謂SKY(ソウル大‧高麗大‧延世大)博士も狭くなった就職の門を体感している。

昨年12月に韓国教育開発院が発表した「2017年の高等教育機関卒業者の就職統計調査」によると、調査対象者51万55人のうち就職した者は、33万7899人で66.2%を記録した。工学系の就職率は70.1%で、人文(56%)‧社会(62.6%)‧教育(63.7%)などより高かったが、前年比小幅減少した。工学系の就職率は、2015年72.8%、2016年71.6%、2017年70.1%と下落傾向を見せている。

理工系専攻者たちが主に行く半導体、ディスプレイ、自動車などメーカーが困難を経験しながら、企業が採用規模を減らしているという分析だ。SKハイニックスは、今年上半期の採用人員が400人で、前年同期比半分水準であることが分かった。LGディスプレイは昨年生産職を対象に希望退職を進めており、サムスンディスプレイも大型ディスプレイ部門の従業員を対象に希望退職の受付けている。

自動車、造船などの伝統的な製造業は状況がより困難である。ルノーサムスンは7年ぶりに希望退職を進めることにした。自動車業界では、ルノーサムスン釜山工場生産職1800人のうち、20%に達する400人程度が構造調整の対象になるものと見ている。数年間の困難を経験している造船所も人材を大挙削減した。現代重工業、大宇造船海洋、サムスン重工業など造船3社の従業員の数は2016年の4万7000人から、今年上半期の3万4000人に急減した。既存の人材も減らす状況で新規採用拡大され難いという指摘だ。

昨年就職ポータルJINが「理工系と文系専攻者体感就職難」について調査した結果によると、理工系専攻は、企業が経歴職採用に切り替えていて、就職が難しくなったと見ている。製造・建設などの産業が厳しくなって、絶対的な採用規模が減少し、就職が容易ではなくなったという回答も出た。

イム・ミンウクJINチーム長は、「他の専攻系に比べて、理工系熱が都合が良いが、就職市場が全般的に難しいので、誰もが容易ではない」とし「同じ理工系でも、企業が将来の産業的に推進している分野とそうでない分野も違いが出る」とした。

ttps://ux.nu/oV8wP

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ