輸出規制解除要求に…日本政府関係者は「改善したと認識」
韓国政府が日本政府に輸出規制の解除を要求したことについて、日本政府の関係者は「(輸出管理に対する)政府の方向性、見直しの方向性は’韓国が(日本の要求事項に対して)確実に進めている’という認識下にある」と述べた。
13日付の読売新聞によると、この関係者は「こうした認識の下、輸出管理が実際に実行され、それが効果的かどうかを確認する計画だ」と話した。 輸出規制の緩和を前向きに検討していることを示唆する内容だ。
同関係者の発言は、日本政府の公式立場ではない。 菅義偉官房長官は前日夕方、定例記者会見で「国内企業と輸出相手国の輸出管理を総合的に評価して運営していく方針」という原則的な立場を明らかにした。
朝日新聞もこの日の社説で「日本政府が昨年導入した輸出規制の強化を直ちに撤回すべきだ」と主張した。
朝日新聞は「新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の危機を迎え、両国が情報を共有して物資を融通して危機を越えなければならない」、「ムン・ジェイン韓国大統領は残る任期中、対日政策を大胆に決断し、日本政府は韓国に対する輸出規制強化をただちに撤回しなければならない」と強調した。
前日、産業通商資源部は「日本政府が輸出規制の名分として掲げた貿易管理制度の不備をすべて整備したので、今月末までに日本政府が答えるように」と要求した。
産業通商資源部のイ・ホヒョン貿易政策官は政府世宗庁舎でブリーフィングを行い「昨年7月1日、日本政府が韓国への輸出規制強化措置を発表してから1年が近付いている状況で、これ以上懸案解決を遅らせることはできない」とし「半導体素材3大品目およびホワイトリスト(輸出手続きの簡素化国家)に対する問題解決策に関する日本側の具体的な立場を明らかにしてほしい」と述べた。 イ貿易政策官は”日本がコロナ19緊急事態という点を勘案し、今月末まで答申してくれることを要請する」と付け加えた。
日本政府は昨年7月初めから半導体・ディスプレイの核心素材であるフォトレジスト、フッ化ポリイミド、エッチングガス(高純度フッ化水素)の3品目に対し、韓国への輸出規制を大幅に強化した。 それまでは、日本企業が3品目を韓国に輸出する際、いくつかの契約件について一度だけ総合許可を受ければ済むようになり、事実上、自由に交易が可能だった。 しかし、7月4日からは契約件別に政府の許可を受けるようにし、敷居を高めた。
日本政府は昨年8月には、輸出手続きの簡素化国家リストである「ホワイトリスト」から韓国を除外した。 戦略物資約1100品目の輸出審査が件別許可方式に切り替わり、提出書類が増えるなど通関手続きが複雑になった。 日本政府は日本による植民地時代韓国人の強制徴用に対して賠償判決を下した韓国最高裁判所の決定による報復ではないと主張し、韓国政府の貿易管理に問題があるという論理を展開した。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ