米民主党と縁のないムン政府…「バイデン人脈」の検索奔走

金大中時代の元老・野党関係者が注目

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米国のバイデン政権の発足が予告されたことから、米民主党と何の縁もなかったムン・ジェイン政府が「人脈探し」に乗り出した。 過去、金大中(キム・デジュン)大統領時代に活動した元老から民主党と働いた経験がある野党まで時期と党を超越して協力しなければならないという指摘が出ている。

政府は、バイデン陣営が外国政府の選挙介入論議を意識して、陣営の核心人物に会うことに限界があり、これまで米議会や学界の人物に主に接触してきた。 米国に8日に出国した外交部のカン・ギョンファ長官は9日、マイク・ポンペオ国務長官に会った後、米民主党議員やバイデン側関係者に会うものとみられる。

国内でバイデン次期大統領と最も縁の深い人物としては金大中元大統領が挙げられる。 そのため、金元大統領在任時から活動した元老たちが、バイデン側とのつながりとして注目されている。 金元大統領の秘書室長だったパク・チウォン国情院長は、米国で事業家として活動していた70年代初めから50年近くバイデン氏と関係を維持してきた。 ムン・ジョンイン大統領統一外交安保特別補佐官も、バイデン氏と数回会っている。

バイデン氏が2001年に訪韓し、金元大統領と会談した時、大統領府第1付属室長として陪席したキム・ハンジョン民主党議員、バイデン氏の外交政策顧問カート・キャンベル元国務次官補(東アジア太平洋担当)と連絡を取るほど親交を深めてきたソン・ヨンギル国会外交統一委員長、数年間外通委所属でありながら、バイデン氏と近い上院議員らと縁のあるパク・ビョンソク国会議長らの役割にも期待が集まっている。

バイデン氏が副大統領を務めた時期がイ・ミョンバク大統領とパク・クネ政府と重なるだけに、当時与党だった「国民の力」まで含め、超党派的に対応しなければならないという声も出ている。 パク・ジン国民の力議員は2008年8月、韓米議員外交協議会に出席するために訪米した時、上院外交委員長だったバイデンと単独面談したことがある。 大統領府国家安保室1次長だったチョ・テヨン国民の力議員は、次期国務長官に名前が上がったトニー・ブリンカン元国務副長官と親交がある。

チョン・モンジュン峨山財団理事長の場合、2001年には議員として、2010年には国際サッカー連盟(FIFA)副会長としてバイデン氏と会ったことがある。 世宗研究所のウ・ジョンヨプ米国研究センター長はただ、「同盟国という公的な関係で仕事をするので、個人的に知り合いだからといってうまくいく構造ではない」と述べた。

人脈が足りなくても、韓米両国ともに進歩政党が政権を取ったため、歩調を合わせるのに大きな困難はないという観測もある。 1980年代初め、金元大統領の米国亡命時代から親交を深めてきたバイデンは、金元大統領の対北政策である「太陽政策」を支持し、自身が最も尊敬する指導者の一人として金元大統領に言及した。 バイデン氏が2001年、大統領府での昼食会の途中、金元大統領とその場で交換したネクタイを幸運の象徴として保管してきたといううわさもある。

与野党はバイデンの当選を一斉に祝うと同時に韓米同盟の重要性を強調した。 さらに、イ・ナギョン共に民主党代表は、主要政治家の中で一番先に祝賀メッセージを出した。 イ代表はフェイスブックに「韓米は堅固な同盟を土台に北東アジアおよび世界平和と繁栄に向けて引き続き緊密に協力していく」と書いた。 キム・ジョンイン国民の力非常対策委員長は韓米両国が70年間強力な同盟関係だったことを強調し「韓米両国だけでなく世界平和と繁栄のために緊密に協力していくきっかけになることを願う」と伝えた。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ