ドイツ、5Gでファーウェイ排除しない…ブラジルも許容要求

ドイツ政府、ファーウェイ参加許可法案を作成
ブラジルの移動通信会社も政府に参加を認めるよう促す
米バイデン政府、反ファーウェイ持続に関心

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ドイツが第5世代(5G)移動通信ネットワークの構築にファーウェイの参加を認める方針であることが分かった。

ブラジルでは移動通信社を中心にファーウェイの5G参加許容要求が公論化された。

グローバル5G市場でファーウェイ排除を強く圧迫したトランプ政権の交代による自然な選択であり、結果という分析だ。

ドイツ政府は、ファーウェイを5Gモバイル通信ネットワークから排除しないという内容の法律案をまとめた。 早ければ今月中に連邦下院に提出する予定だ。

ドイツ政府は、法律案にファーウェイをはじめ装備メーカーにサイバーハッキングのための「バックドア」を植えてはならないという保障をすることを規定した。

技術的条件だけでなく、政治的観点からネットワーク技術の使用を制限することができるという条項も含まれた。 中国政府が華為など企業に介入するという疑惑を受けることによる条項だ。

ドイツ政府のこのような決定は、ファーウェイが3大モバイル会社のドイツテレコムやボーダフォン、テレフォニカの主要装備供給企業という現実を考慮した結果だ。

4Gでファーウェイの装備比重は、ドイツテレコム65%、ボーダフォン55%、テレフォニカ50%水準だ。 これらは5Gネットワークの構築と関連してファーウェイと協力しているのが現状だ。

これに先立って、ブラジルのモバイル通信会社も政府に対し、5Gネットワーク構築事業にファーウェイへの参加を認めるよう促した。

移動通信会社団体「コネクシス・ブラジル・デジタル」は声明を通じ、5G事業に関する入札と事業者選定過程が透明に行われなければならないとし、ファーウェイの参加を認めるべきだと主張した。

団体は、ブラジルで使われる2G、3G、4Gモバイル通信装備の相当部分を占めるファーウェイを排除すれば、5G事業の実効性が落ちる可能性があると指摘した。

ブラジル通信省傘下の国家通信局(Anatel)の資料を基準に2G、3G、4G移動通信装備の35-40%がファーウェイ装備だ。

ファーウェイ・ブラジル法人長は、ブラジルメディアとのインタビューで、「ブラジル政府がファーウェイを排除すれば、ブラジルの5Gは少なくとも4年ほど遅れるだろう」と主張した。

主要国のうち、ファーウェイの排除を決定した国は米国と英国、インド、台湾だ。 当初、ファーウェイ排除に重点を置いた英語圏5ヵ国の軍事情報共同体「ファイブアイズ」(米国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ)のうち、カナダは明確な立場を明らかにしていない。

今後の最大の関心は、バイデン政府がトランプ政府のファーウェイ排除基調を継続するかどうかだ。 主要国家の選択が変わるかどうかも同じだ。

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