米歴史家はこれら帰化選手について、国家がメダル獲得のためスカウトした「五輪傭兵」などと揶揄。
開催国として帰化させた例としては、今大会の韓国が史上最も多いとみられるという。
韓国の朝鮮日報(電子版)によれば、五輪出場のために国籍を変えて出場する選手は米国が37人と最も多く、
次いでカナダ21人、ロシア19人などと続く。
出場選手145人を擁する韓国は15人。
韓国世論はこの15人を“特別帰化選手”などと呼び、期待をかけている。
五輪に詳しい米歴史家、ビル・マロン氏は米紙ニューヨーク・タイムズに対し、五輪のホスト国として選手を帰化させた国としては、
「(韓国が)史上最多ではないか」と指摘。同氏は計14万人分の選手のデータから分析したという。
国際オリンピック委員会(IOC)の五輪憲章によれば、帰化した後、3年たてば五輪出場が原則認められる。
これまでいくつかの国々が自国に「栄光」をもたらそうと外国から助っ人を連れてきた。
過去には「中国人の顔をした」欧州の卓球選手が五輪に出場したこともある。
ただ、マロン氏はこうした帰化選手を「本質的に“五輪傭兵”だ」と直截的な言葉で表現。
朝鮮日報も、平昌五輪でバイアスロン競技に出場しているロシア・シベリア地方出身の“白人の韓国人選手”について、
「太極旗(韓国国旗)を付け、ひげにつららの生えたおじさん」と子供が会場で不思議そうに眺めていた様子を詳細に伝えている。
帰化した選手たちにも違和感が若干残っているようだ。ニューヨーク・タイムズ紙は韓国に帰化したドイツ出身のリュージュ選手に触れ、
「韓国のために競争することに複雑な感情を持っている」と伝えている。
平昌五輪関係者は「難しいのは、“外国人”選手に対する韓国人の感情だ。韓国人は自己民族中心主義だからだ。
私たちは選手のハートをがっちり掴むため努力する必要がある」と述べる。
一方、「五輪傭兵」ではなく、韓国にルーツを持つ選手が五輪を機に帰化する例もみられる。
韓国アイスホッケー女子のマリッサ・ブラントはその例だ。彼女は韓国で生まれた後、米中西部ミネソタ州の米国人養父母に引き取られた。
米代表として出場する妹とはいつも、「養父と養母はどっちを応援するんだろうとジョークを飛ばしている」という。
同紙に対し、「私が生まれた地で出場可能との許可が出たときは、特別な瞬間だった」と述べたブラント。
「それは、(米国で)小さかったころ、恥ずかしくて韓国の遺産を大切にすることから目を背けてきたから」としみじみ語った。
https://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/180216/spo18021613380056-n1.html
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Source: おもしろ韓国ニュース速報