蔚山大橋隣で貨物船爆発…危険物質2万t、炎消せず

28日午前10時50分、方魚洞塩浦埠頭停泊
2万5000t級の液体貨物船で爆発や火災
真っ赤な炎と真っ黒な煙、数十~数百m立ち昇る
船員はすべて救助…11人軽傷
近くの蔚山大橋車両通行規制、船舶も避難

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28日午前10時50分ごろ、蔚山市東区方魚洞塩浦埠頭に停泊していた2万5603t級のケイマン諸島籍液体貨物船「STOLT GROENLAND」で原因不明の爆発とともに炎が出た。

爆発当時、「ボン」という轟音と共に真っ赤な炎と黒煙が数十~数百m急上昇し、蔚山市内のあちこちで煙と炎が観察された。船舶が停泊していたのは蔚山南区と東区をつなぐ蔚山大橋近くで、警察は火災直後蔚山大橋の車両通行を規制した。

火災当時乗船していたロシアの船員10人とフィリピン人船員15人などの外国人船員25人はすべて救助された。この船は、去る25日午後11時30分塩浦埠頭に入港した。火災が発生する前は隣に停泊していた石油製品タンカー「Bow Dalian」にアルコール系の化学物質1000tを移す予定だった。海警と消防本部は、このBow Dalian乗船員21人もすべて救助した。

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しかし、両方の船から救助された人のうち、11人が負傷した。消防本部側はすべて軽傷と述べた。

STOLT GROENLANDの船舶代理店である蔚山H社の関係者は、「H社は、STOLT GROENLANDが入港すると、税関業務と出入国申請などのサービスを行っている会社」とし「この日はSTOLT GROENLANDが石油製品タンカーであるBow Dalianの化学物質を移す予定だった」と話した。

爆発とともに火災が起こったSTOLT GROENLANDには、液体化学物質など危険物2万5000t程度が積載されていたことが分かった。この火災の場所は、2300t程度が積載されたタンク二箇所と把握されている。しかし、船の内部で激しい炎と黒煙が継続して吹き出ていて蔚山市消防災害本部は消火に困難を経験している。消防本部は、近くの消防署消防団の両方を動員するなど、対応2段階を発令して、火災に対処している。

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海警は、追加の爆発や火災の拡散に備えて周囲の船舶等をすべて移動措置にした。海上警察も海上消防艇などを動員して火を消す一方、近くの船の乗船員の避難を誘導している。火災は他の船舶に移らなかったが、午後2時30分現在までも消せていない。

海警は、複数種の石油製品が掲載されたSTOLT GROENLANDで爆発が発生したものと見て、火災を鎮圧するよう、正確な被害規模と事故の経緯を調査する予定である。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ