韓国の康京和外相による国連人権理事会での慰安婦問題に関する演説は、「2015年の(日韓)合意では問題が解決できない」
(文在寅大統領)とする韓国政府の「新たな方針」を国際社会に初めて訴えたものだ。
韓国政府は一方で、1月に発表した新方針で「両国間の公式合意という事実は否定できず、日本側に再交渉は要求しない」と
明言した。康氏はこれを念頭に、演説では「日本」「合意」という言葉を使わなかったようだ。
日韓関係のさらなる悪化を避けたいという韓国なりの苦肉の策とも受け取れる。
また、日韓は「国連など国際社会で、慰安婦問題について互いに非難・批判は控える」と合意したが、
康氏は国連で慰安婦問題に言及した。韓国政府は、日本批判はしていないとの言い逃れも可能で、
「康外相の発言を合意と関連付けるのは適切ではない」(韓国外務省報道官)との立場だ。
だが、合意での「慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決」を改めて否定し、韓国政府は日本との約束ほごと問題蒸し返しを
国際社会で露呈させた。
韓国政府が「日本政府の懸念を認知し適切に解決するよう努力する」と合意したにもかかわらず、
ソウルの日本大使館前の慰安婦像は撤去されていない。
合意の精神に反し16年12月には釜山の日本総領事館の前にも慰安婦像が設置。2つの慰安婦像は放置状態だ。
韓国は「(外国)公館の安寧の妨害又は威厳の侵害を防止するため適当な全ての措置を執る特別の責務を有する」
というウィーン条約さえ守れていない。
直接的な日本批判は避けたものの、長らく国連などの国際舞台で活動してきた康氏が合意不履行がもたらす悪影響や国際条約への
抵触を知らないはずはない。
http://www.sankei.com/world/news/180227/wor1802270050-n1.html
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Source: おもしろ韓国ニュース速報