WTO事務局長選出手続き無期限延期

慣例上「満場一致推戴」を選ぶ

米バイデン大統領、就任まで空席にする模様

世界貿易機関(WTO)が新しい事務局長を選出するための手続きを無期限延期した。 選好度調査で最多支持を得たナイジェリアのンゴジ・オコンジョイウェアラ候補に対して反対意思を表明した米国のドナルド・トランプ政権が正式に退却する来年初めまで事務局長職は空席になるという予測が出ている。 ただ、バイデン米次期大統領が就任した後、産業通商資源部(産資部)のユ・ミョンヒ通商交渉本部長に対する支持を撤回する可能性が取り沙汰されており、ユ本部長の最終当選の可能性は薄い。

8日、AFP通信などによると、WTOは当初、9日に一般理事会を開き、オコンジョイウェアラ候補を次期事務局長に確定しようとしたが、関連日程を暫定的に延期した。 デービッド・ウォーカーWTO一般理事会議長は「保健状況と最近の諸問題を考慮すると、代表団は9日中に正式決定を下せる状況ではなくなった」とし「追加の告知があるまで理事会召集を延期し、その間代表団と継続して協議する」と明らかにした。 オコンジョイウェアラ候補に欧州・アフリカ・ラテンアメリカなど多くの国が票を投じたが、WTO内で立場が強い米国が選好度調査発表直後、ユ本部長を支持すると公式発表し、選挙結果は五里霧中の状況だ。 慣例上、WTOは任期4年の指導者を選ぶたびに満場一致で推戴する方式を取ってきた。 理論的には票決に付することもできるが、それは試みられたことがない. マイク・ムーア元ニュージーランド首相とスパーチャイ・パニッツァパク元タイ副首相が最後まで競り合い結局合意に至らなかった1999年には、両候補が3年ずつ交代で在任することで合意した。

国内専門家の間では、バイデンの当選と同時にユ本部長の当選の可能性が大幅に下がったという分析が出た。 キム・フンジョン対外経済政策研究院(KIEP)院長は文化日報とのインタビューで「バイデン次期大統領は多国間主義を好む人で、欧州・アフリカがナイジェリア候補を支持する状況で無理はしない」とし「ユ本部長支持宣言は米国政府ではなくトランプ政権が意地を張ったもので、これを撤回できる」と予想した。 最終選出は、米国の新大統領が正式に就任する来年1月20日以降まで見送られる可能性もある。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ