「私たちのユ・ミョンヒ候補を押してください」体面が保てない文大統領の選挙運動
ムン・ジェイン大統領の全幅的な支援にもユ・ミョンヒ産業通商資源部通商交渉本部長が世界貿易機関(WTO)の次期事務局長の決選投票で敗北した。 日本と距離を置き、中国に重点を置いた現政府の外交戦略も、今回の失敗の背景になったという指摘も出ている。
韓国政府は「第2の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長」の奇跡を再び起こすため、今回の選挙に外交資源を総動員した。 ムン大統領は90ヵ国余りの首脳と通話したり親書を送って「ユ・ミョンヒ支持」を訴えた。 初の韓国人WTO事務局長の輩出を通じて、国の地位を高め、国際通商外交力を一層強化するという構想だった。
WTO次期事務総長決選投票
ユ部長の好感度調査で落ちる
90ヵ国首脳との通話・親書「無色」
慣例上、正確な得票数は公開されなかったが、複数の外交消息筋によると、WTO加盟国164ヵ国のうち、半分(82ヵ国)を超える100ヵ国余りがナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ候補を支持していたという。
外交関係者の間では、ムン大統領の支援がこれといった効果を収めることができず、政府が力を入れていた中国がかえってナイジェリア候補を後押ししたため、勝負が分かれたと分析している。 青瓦台(大統領府)中枢関係者は29日、記者たちに会い「間もなく選好度調査結果の結論が出る」とし「まだ特別理事会など公式手続きが残っている」と述べた。 これは選好度調査で劣勢となったユ本部長が近いうちに自ら辞退するのではないかという観測とは違って、韓国政府がWTO内部の議論状況をもう少し見守るという意味が含まれているものと解釈される。
ユ本部長が好感度調査で押されたが、米国がユ本部長に対する支持を公に宣言したことで、状況がまだ流動的という判断が作用したようだ。
一方、大統領府はオコンジョイウェアラ候補が合計163のWTO加盟国のうち、100ヵ国以上の支持を受けたという分析にも異見を示した。 この関係者は「WTO選挙手続き上、選好度調査結果は公開しないのが原則」とし「したがってナイジェリア候補の具体的得票数が言及された内外信の一部報道は一方的主張だと思う」と述べた。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ