2018年4月22日、韓国・MBCによると、ベトナム戦争中に起きた韓国軍によるベトナム民間人虐殺事件の生存者らが韓国政府を被告人に見立てて市民裁判(模擬裁判)を行った。
記事によると、韓国ソウルで同日開かれた裁判で、金英蘭(キム・ヨンラン)裁判長は「有罪」判決を下した。金裁判長が「原告の尊厳と名誉を回復させるため、被告・大韓民国の責任を公式に認めよ」と宣告すると、原告席に座っていた生存者らからは拍手が送られたという。また金裁判長は韓国政府に対し、ベトナム戦争当時の民間人虐殺をはじめとする不法行為について真相を究明するよう勧告したとのこと。
これについて、記事は「模擬裁判のため判決に拘束力はない」としつつも、「事件から約50年後に初めて韓国政府の責任を指摘したという点に被害者らは意味を見出している」と説明。同裁判でフォンニィ・フォンニャットの虐殺の生存者である女性は「つらい気持ちが少し和らいだ」と話したという。
韓国政府は1965年に初めてベトナム戦争に戦闘兵を送り、その後の約8年で32万人を派兵。当時、韓国軍の攻撃により命を落としたベトナム民間人は数百~数千人に達するとも言われている。同裁判に参加したハミの虐殺の生存者である女性は「韓国政府と参戦した軍人らが虐殺の事実を認めてくれるよう願う」と訴えたという。
記事は最後に「過去に韓国大統領が両国間の不幸な歴史について遺憾の意を示したことはあったが、公式に民間人虐殺を認めたことはない」と説明している。
この報道に、韓国のネットユーザーからはさまざまな意見が寄せられている。
「被害者の望みどおりにしてほしい」「自国の過去を反省しなければ日本に謝罪を要求できない」と韓国政府の謝罪や補償を求める声も出ているが、「当時、南ベトナム解放民族戦線は民間人のふりをしていたのだから仕方ない」「民間人の服装で韓国軍に近づき、手りゅう弾や銃で攻撃したことはどう釈明する?」など反発の声も多く見られる。
その他、「ベトナム政府が謝罪を拒否しているのでは?」「直接的な戦争当事者国の米国とは何の問題もないのに、なぜ一部の韓国人が模擬裁判を開いて問題化させるの?」と指摘する声や、「日本の朝鮮侵略戦争とは性格が全然違う。とはいえ民間人虐殺は間違ったことだから謝罪するべき。でも国の補償は日本の侵略戦争とは区別されるべき」との主張も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
ってか日本はもう済んだだろ
もう嫌
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Source: おもしろ韓国ニュース速報