「40%急騰ソウルブレイン」外国人売って個人は買って…大手証券会社「沈黙」

日本半導体素材の国産化受恵主として今月に入って注目
外国人売り越し1位vs個人買い越し1位「マーケティング攻防」
期待交差する中で意見敬遠する証券会社

[イーデイリー、ジョン・ジェウク記者]日本の韓国輸出規制強化受恵主として急騰したソウルブレイン(036830)の証券会社のレポートが干ばつ現象を見せている。今月に入って、外国人と個人投資家のソウルブレインマーケティングの方向が正反対に進行されて明暗が分かれる見通しである中で、投資決定の参考にする新しい報告書がまったくなく物足りなさが指摘される。

28日マーケットポイントによると、先週、コスダック市場で外国人の売り越しが最も大きかったと同時に、個人の買い越しが一番集まった銘柄はソウルブレインである。ソウルブレイン株は、この期間に外国人は289億ウォン売り、個人は404億ウォンを買った。今月に入って、個人がコスダックで最も多く買った株式はソウルブレインで778億ウォン規模だ。同じ期間、外国人が一番多く処分した銘柄もこの会社の株式で769億ウォンだ。

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日本の輸出規制でソウルブレイン株価が急騰したことによる差益実現の低価格買収行動が交錯した結果として解釈される。最近、日本の韓国輸出規制品目にフッ化水素が含まれると、フッ化水素の液体形態であるフッ酸を主力に製造してきたソウルブレインへの関心が高まった。これをきっかけに、半導体材料国産化要求が高まり、サムスン電子(005930)が同社の株式4.8%を取得したのも期待を育てた。

この会社の株価は26日、6万6000ウォンで取引を終え、前月(4万7250ウォン)に比べ39.6%急騰した。今月23日、「会社のフッ化水素工場が9月から稼動される」という、マスコミの報道が出ると、株価は取引時間中8万3100ウォンまで上がって52週最高値を更新した。去る1月52週最安値(4万4300ウォン)に比べ二倍の規模だ。

ソウルブレイン側はフッ化水素工場増設と関連し、「公示事項に事実関係を確認することはできない」としながらも「関連報道は、会社側の立場を確認せずに出てきたこと」と説明した。韓国取引所は、関連株価上昇について「株価急騰関連の噂などは照会公示要求要件に符合しない」と述べた。

このうちソウルブレイン株価が過熱の兆しを見せる高評価議論が続いたが、企業の評価の役割を引き受けた証券会社は沈黙している。金融情報会社エフアンドガイドによると、今月ソウルブレインレポートを出した証券会社は、キウム証券、KTB投資証券、ベスト投資証券など3ヶ所にとどまる。今年に入ってソウルブレイン投資意見と目標株価を提示した新韓金融投資、KB証券、ユージン投資証券(001200)、ハイ投資証券、メリッツ総合金融証券(008560)、大信証券(003540)、韓国投資証券は、新しいレポートを出さなかった。

それさえも出てきた報告書は、意見が分かれている。ソウルブレインが主力に生産するフッ酸が日本の輸出規制品目「高純度フッ化水素(エッチングガス)」を代替するかがカギと見ている。キウム証券は19日、ソウルブレイン投資意見を「アウトフォーム(Outperform、市場収益率が上回る)」から「アンダーフォーム(Underperform、市場収益率が下回る)」として二段階下げ株価急騰に歯止めをかけた。バク・ユアクキウム証券研究員は「フッ化水素は、ガスと液体の2種類が存在するが、液体は国産化が一定の水準に進んでいるが、ガスはまだ外国製の割合が高い状態」とし「ソウルブレインはフッ化水素(液体)を製造するメーカーで、外国製の比重が高いフッ化水素(ガス)との関連性が大きくない」と評価した。

しかし、KTB投資証券は、半導体素材の国産化受恵主としてソウルブレインを好評価銘柄に挙げた。ただし、「ソウルブレインが液体の形の高純度フッ化水素量産技術を、Foosung(093370)が気体高純度フッ化水素原材料無水フッ酸を量産中」と区分して評価した。このほか、サムスン証券とNH投資証券は、投資判断と目標株価を提示せずに「半導体部品調達の多様化の努力にソウルブレインは注目するに値する」と挙げた。

(イーデイリー)


Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ