韓国産「シャインマスカット」中国で人気なのに…日本にお金払う?

20210529-01.jpg

韓国産の日本品種ブドウが中国で大人気を博している。 これを受け、昨年のブドウ輸出額は史上最高値を記録したのに続き、今年も記録を更新する見通しだ。 農林畜産食品部は、「韓国のブドウの高い品質と共に貯蔵技術を導入したことが、このような成果の理由になっている」と説明した。

ブドウ輸出の過去最大の秘訣を調べてみたら

農食品部によると、今年1-4月の輸出額は722万7000ドルだった。 昨年同期の483万5000ドルから49.5%増加した。 4カ月間の輸出量は昨年の314トンから482トンに増えた。

このような傾向を勘案すれば、今年の葡萄輸出額と輸出物量の歴代最大値を記録した昨年を越えるという見通しが出ている。 昨年の葡萄輸出額は2019年比34.7%増の3100万ドル、輸出物量は1972トンだった。 2016年の500万ドルから6倍以上増加した。

農食品部は、ブドウの輸出が増えた理由として、品質向上や保存方法の改善を取り上げている。 農食品部とブドウ輸出統合組織(韓国ブドウ輸出連合)が光合成を支援する栄養剤を普及·支援し、品質向上教育を拡大したのが功を奏したということだ。

農食品部の説明によると、収穫後すぐに冷蔵処理し、保存方法を改善する「低温流通体系構築モデル事業」の推進も輸出拡大の主な原因だという。 農食品部によると、モデル事業を推進した結果、従来3ヵ月に過ぎなかった保存期間が5ヵ月まで延びた。 このため、輸出期間が11-1月から3月に延長され、輸出単価が高くなったということだ。

実際、ブドウの輸出単価は主な出荷時期の11~1月1キロ当たり17.4ドルだったが、2月18.0ドル、3月22.7ドルなどと高くなることが分かった。

輸出量の88%は日本品種のシャインマスカット…ロイヤリティー払わないといけないのか?

韓国産ブドウの輸出をリードしているのは、日本で開発したブドウ品種のシャインマスカットだ。 全体輸出量の約88.7%がシャインマスカット品種であると集計された。

シャインマスカットは日本で育成した品種だ。 アユーズ21号と白南品種を人工交配して作った青葡萄の一種だ。 皮が薄く甘みが強いのが特徴だ。 マンゴーの香りがするブドウと知られ、国内で大人気を博し始めた。

日本で開発された品種なので、「シャインマスカットを栽培すれば、ロイヤリティーを日本に払わなければならない」という噂が出回ったが、実はそうではない。 2006年に品種登録は完了したが、財産権登録はしなかったからだ。 日本では品種登録後6年が経過するまでに財産権登録をしないとロイヤリティを受け取ることができない。

韓国産シャインマスカットの人気が高いのはベトナムと中国だ。 昨年基準でベトナムが814万8000ドル分を、中国が767万1000ドル分を輸入した。 両国とも前年比37%増の輸入だった。 中国では、韓国産シャインマスカットがプレミアム級と認識されている。 BHG、春報などデパート・高級品売り場で1房(500グラム)5万4000ウォンで販売されているほどだ。 韓国で生産される日本品種のブドウが中国で大人気を博している。

今年、保存技術を全国に普及

農食品部は、韓国ブドウ輸出連合や慶尚北道農業技術院と共同で、長期貯蔵技術マニュアルを制作し、全国のブドウ農家に普及させる予定だ。 最近、シャインマスカットの栽培面積が急増したことを受け、農家の被害が予想される中、保存技術の開発が農家に役立つものと見ているからだ。 農食品部は、長期保存を通じ、一定期間、出荷物量が殺到し、価格暴落を食い止めることができ、輸出単価の上昇にも役立つだろうと見込んでいる。

農食品部のノ・スヒョン食品産業政策官は「長期貯蔵技術の普及・拡大と厳格な品質管理と広報マーケティングなどを通じプレミアム韓国産ブドウ(シャインマスカット)の輸出がさらに拡大するよう持続的な努力を推進する計画」と述べた。

ttps://bit.ly/3i382bc
ttps://bit.ly/3yFtfh4

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ