安山幼稚園の集団食中毒、遅い対応でなかったら防げた…被害は子どもたちに

被害園児の親、「保健当局対応、残念」

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京畿道安山市で発生した集団食中毒と関連し、初期対応が不十分だったという指摘が出ている。

幼稚園には26日、102人が食中毒症状と15人が溶血性尿毒症候群(HUS=ハンバーガー病)の症状を見せる子どもが発生した。

このうち23人は入院治療中で、4人は状態が悪く透析治療をしている。

保護者らは、今回の集団食中毒死は幼稚園や保健当局の遅い対応だと憤りをぶちまけている。

今回の事故で、ある大学病院に入院し治療中のB君の両親は、「息子は日曜日の14日午前、喉が腫れて熱を出し始め、夕方には少し下痢をした後、15日未明には激しい腹痛を訴えた」と語った。

B君は30分~1時間単位で下痢症状を見せ、同日午前、近くの小児青少年科で薬を処方してもらって飲んだが、16日未明、腹痛がさらにひどくなって近くの病院応急室に入院した。

一方、A幼稚園と保健所は、同日午後になってようやくB君の母親に症状を尋ねた後、「食中毒は集団で発生したようだ」と通報した。

B君はこの日午後、腸出血性大腸菌陽性判定を受けた後、状態が好転せず、2日後の18日、別の地域の大学病院に移り、その2日後に同病院で溶血性尿毒症候群(HUS、ハンバーガー病)の診断を受けた。

B君の母親は「息子が下痢になり始めた12日、A幼稚園児のうち一人が食中毒の症状があったと聞いている」とし、「最初は個別の腸炎などと考えられたとしても、園児数人が似たような症状を見せるのを確認していれば、幼稚園でもっと迅速に対応すべきだった」と怒りをあらわにした。

園児が登園できなかった16日(月曜日)でも登園を中止していたなら、このような事態が悪化することはなかっただろうという主張だ。

保健当局に対しても、「16日に幼稚園から申告を受けたとはいえ、保健所が幼稚園への登園中止を決定したのは、初めての患者発生から1週間が過ぎた19日に出された」とし、「もう少し急いで登園中止に踏み切ることができなかったのか、残念でならない」と語った。

これに対し、安山市保健当局は「16日午前、申告を受けて調査を行い、12日に最初の患者が発生した事実を確認した」とし、「しかし、申告の受付だけでは幼稚園などへの出席中止措置ができなかった」と釈明した。

京畿道安山市は18日、初めて腸管出血性大腸菌(EHEC)患者が発生したA幼稚園の園児(184人)と教職員(18人)、家族の計295人に対し、全数調査を実施した。

検査の結果、49人が腸出血性大腸菌陽性判定を受けた。 147人は陰性判定を、残りの99人は検査結果を待っている。

当初病院に入院した31人のうち9人が退院し、現在23人(園児20人、園児兄弟3人)が病院で治療を受けており、同日園児のうち1人が「溶性尿毒症候群(ハンバーガー病)」の症状が疑われ追加入院した。

このうち15人は溶血性尿毒症候群の疑い症状を見せ、別途治療を受けている。 4人は腎臓機能などが低下し、透析治療を受けている。

現在まで、A幼稚園の食中毒関連遺贈者は、入院や自家隔離、軽症箱などを含め、計102人だ。

一方、今回の事態で、5歳の子どもが腎臓透析を受けているというある母親は25日、国民請願を掲載し、怒りを露にした。

彼女は請願文で「いったいどんな食べ物を食べさせれば子供たちが血便をして透析をし、ハンバーガー病で日夜苦労して病気になれるのか」とし、「私たちは子どもを幼稚園に通わせただけなのに、今は子どもたちは血便をして透析している。 子どもたちに申し訳ない」と話した。

保健当局は、施設生が団体給食を通じて腸出血性大腸菌に感染したものとみて、疫学調査を続けている。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ