▲丁若鏞(チョン・ヤギョン)
茶山チョン・ヤゴン(丁若鏞、朝鮮王朝後期の実学者)先生は「日本論」で日本について心配することはないと論じた。
その中で「…概して蛮夷を防御するのが難しいのは文物がないからだ。文物がなければ、礼義廉恥で野蛮な心を恥じず、
遠大な計略でむやみに奪い取ろうとする欲を止められない。そうしてヒョウや山犬の如き野獣の様に怒ればかみちぎり、欲しければ食べる様になり、何が正しく何が正しくないかを推し量ることができるだろうか
…(中略)…
今は我が国の州県が日本と戦いをやめてすでに2百年余りにもなり、中国も互いに物を売買する船の往来が絶えることなく続く。
真に礼儀と文物が彼らの浅はかで貪欲な風俗を大幅に革新させなかったとすれば、どのように何千年間、修正できなかったことをこのように一日で否応なしに直すことができるだろうか」(『茶山文選』(p.224~5))の部分を深く考えてみた。
果たしてそうだろうか?日本が礼儀と文物を受け入れて君子の国になったのか?礼儀と文物を通じて積んだ知識と知恵の本来の意味を歪曲し日本がアジア最高で、
従って朝鮮と中国は悪友と指し示したのか?日本がアジアの一員であることが恥かしく、脱亜入欧を叫び帝国主義の旗じるしを高くかかげて数多くの不幸を招き、
アジア各国を植民化して資源と労働力を侵奪または、動員して如何に多くの命を奪い取ったか?
果たして日本が礼儀と廉恥を知る国家か?日本人は文物を通じていわゆる近代人に開花したが、それは外見だけが近代化しただけ、
肝心の中身は中世戦国時代の好戦的で野蛮な性格をそのまま持っていたのではないか?果たして日本が韓半島を植民化したのことが中国やロシアから朝鮮を保護しようと考えたからだったか?
果たして日帝36年間、日本は朝鮮に良いことをしたのか?鉄道を敷いてくれたのが?それは中国侵略のためではなかったのか?このように日本が韓半島のそばにあって韓半島と韓国人が何の恩恵を受けたというのか?
茶山先生は蛮夷が礼儀と文物を受け入れれば本当に文明開化して性格もよく礼儀正しい文明人になると感じたのだろうか?それならそれは茶山先生の判断錯誤だ。
茶山先生の卓越した見識でも日本と日本人についてだけは誤った結論を下したのだ。
このような点は現代日本を調べても一寸の例外もない。解放後また経済・軍事大国になった日本は韓半島と韓国人に対しフクダ・ユキチが持った征韓論の見解から何一つ変わっていない。
独島(ドクト、日本名:竹島)を日本の固有領土と根拠のない主張をして、慰安婦ハルモニらの存在さえ否定し、韓国の経済力をさげすんで韓国政治の後進性を公然と騒ぎまくる。
アジア各国で旗じるしを高めている韓流をただ日本だけで嫌韓流といって引き降ろす。また極右硬化に転じた日本は、
過去の歴史を自虐史観と呼び強い日本の姿だけを子孫に教えなければなければならないと大声を上げて歴史教科書をこれ見よがしに歪曲している。
ソース:デイリース(韓国語)[本で見る日本⑤]日本は先進国なのか、野蛮国なのか-2:チョン・ヤゴン「日本論」反面教師?
http://www.dailies.kr/news/articleView.html?idxno=10543
今はまた極右硬化の旗じるしを高く上げて韓国と中国との領土紛争から教科書歪曲問題、自衛隊の普通軍隊への格上げ問題、
総理の靖国神社参拝や過去の歴史に対する定期的妄言に至るまで、私が韓半島に生まれて今まで生きてきながら、ただ一度も韓半島に否定的影響を及ぼさなかったことがない。
(中略)
オオカミはいくら飼い慣らそうとしても決してオオカミの習性を捨てず捨てることもできない。一度、帝国主義の道を歩きアジアを支配した日本はその胸中に帝国主義の性格を深々と隠している。
現代日本の歩みを鋭意注視し彼らの心の中に入っていって彼らの本当の考えを暴きたい。表面的に明らかになったしなやかな行動の後に隠されている陰険な残忍性を暴露したい。
お金と技術力、魅力的な文化で武装したその背後に鋭い刀の柄を握った手が隠されていることを広く知らしめたい。
イ・スジン教授
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Source: おもしろ韓国ニュース速報