クアッド4ヵ国、共同声明なし…日本、インド、「中国刺激困難」難色

「中国けん制」クアッド4ヵ国が膝を突き合わせたが、共同声明は保留
日本・インド、中国との経済関係で直接刺激を憚る

中国を牽制するために、米国、日本、オーストラリア、インドの4ヵ国外相が6日、膝を突き合わせたが、共同声明は発表しなかった。 中国との関係も重要だと考える日本とインドが、中国に直接言及して刺激する行為を避けようとしたためだと、日本のメディアは報じた。

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7日付の毎日新聞によると、米国のマイク・ポンペオ国務長官、日本の茂木敏充外相、オーストラリアのマリス・ペイン外相、インドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相が前日、東京でクアッド(Quad、米国、インド、日本、オーストラリアの4ヵ国による非公式安保会議)会議を行ったが、共同声明の発表は保留した。

米国がコロナを機に中国に対する攻勢を強化しているだけに、今回の会議が終わった後、4ヵ国の長官名義の共同声明が出されるという観測が優勢だった。 声明には、中国を強く非難し、強力な制裁を取り上げる可能性があるという分析も提起された。

しかし結局、共同声明が流れたことについて日本外務省幹部は「4ヵ国には各自の考えがあり、完全に一致するものではない」と毎日新聞に述べた。

日本は、コロナで戦後最悪の経済に直面した状況から脱するには、中国の協力が切実だ。 中国から貿易投資をより多く誘致し、観光客を誘致しなければ経済回復は容易ではない。 菅義偉首相と与党自民党の二階俊博幹事長は、中国との経済協力を強調している。

中国と国境紛争を経験しているインドも、米国と中国のどちらかを選択する代わりに全方位外交を志向しており、葛藤は避けたいのが本音だと同紙は伝えた。 中国に対抗しなければならない状況ではあるが、米国に次いで2番目の貿易相手国でもあり、軍事的にも経済的にも中国を刺激するのは困難な立場だと朝日は報じた。

コロナ以降、中国との関係が急激に悪化したオーストラリアは、クアッド4ヵ国間の協力を強調しているという。 オーストラリアは4月、中国のコロナ対応について国際的な調査を要求して以降、中国から輸入禁止、反ダンピング調査などの報復措置を受けた。 単独で中国と対峙するのは事実上難しく、国際協力を強調している。

米国は、クアッドを北大西洋条約機構(NATO)のような公式国際機関にし、韓国やベトナム、ニュージーランドまで参加させるという強い意志をほのめかした。 トランプ大統領がコロナ確定判定を受けたにもかかわらず、ポンペオ長官がクアッド会議参加のために日本を訪れたこと自体が、中国牽制用同盟をどれほど重要に考えているかを示している。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ