日本、韓国に「船舶作ってほしい」…「アンモニアレディー」船発注、理由は

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次世代エコ船舶であるアンモニア推進船「第1号船主」を目指す競争が激しい中、かつて造船技術大国だった日本からも韓国へのラブコールが送られている。 日本の船社は最近、アンモニア推進船に転換できる「アンモニアレディー」船舶建造を現代尾浦造船に委託した。 世界で初めて米国船級協会(ABS)の基本認証を受けたアンモニアレディー船だ。

造船業界と外信が15日に明らかにしたところによると、日本の飯野海運船社は最近、現代尾浦造船に2万3000CBM級の「アンモニアレディー」アンモニア運搬船を発注した。 現代尾浦造船は2023年12月に引き渡す予定だ。

アンモニアレディーはLNG(液化天然ガス)・LPG(液化石油ガス)などを燃料に推進する船舶を今後アンモニア燃料推進船に改造できるよう設計した船舶だ。 アンモニアは燃焼する際、二酸化炭素が全く排出されない環境にやさしい燃料だ。 水素をアンモニアで合成して運送できることから、「水素キャリア」と呼ばれる。 特に、アンモニアは氷点下235度の極低温を維持しなければならない液化水素より高い温度で運送することができる。

今回、現代尾浦造船が作る船舶は、飯野海運と賃貸契約を交わした日本三井社のアンモニアを運送する予定だ。 三井はアジア市場で年70万トンのアンモニアを扱っている。

日本も昨年から今治、NYKなど造船・海運業界がアンモニア推進船およびアンモニア積荷・荷役技術開発など総合プロジェクトを推進中だが、「初」アンモニアレディー船舶は韓国に委託した。 それだけ韓国の技術が進んでいることを認めたわけだ。 国内造船業界は、アンモニア推進船が2025年ごろ、常用化されるものと見ている。

造船業界関係者は「アンモニアレディー船舶はLPG船舶と構造、エンジン・設備などが似ている」とし「韓国がすでに高い水準のLPG船舶技術力を持っているため、日本から発注された」と説明した。

現代重工業グループの造船持株会社である韓国造船海洋にはアンモニア推進船「第1号船主」になりたいという海外船社から共同研究・開発を提案されている状況だ。 日本の船社が今回発注した船舶について、世界で初めてABS認証を受けたアンモニアレディー船舶という事実を強調したのも同じ脈絡からだ。

かつて、世界造船トップの国だった日本は、次世代船舶だけでなく、従来のLNGやLPG船舶も韓国に発注している。 英造船・海運市況分析機関クラークソンリサーチによると、今年1-9月、日本の船舶会社は韓国の造船会社に11隻を発注したと集計された。 LNG船5隻、液化石油ガス(LPG)運搬船4隻、タンカー2隻などだ。

クラークソンリサーチの集計から抜け落ちたサムスン重工業の受注物量まで含めると、15隻に上る。 サムスン重工業は先月末、日本のNYKとロシアのソブコムフロットが共同発注したLNG船4隻を受注した。

造船業界関係者は「日本の船社も自国発注を望むだろうが、用船主(賃金を払って船主を使う人や機関)が入っている場合、用船主の意見を無視できない」とし「韓国造船業界が世界1位の技術力を持つだけに、韓国造船社が作った船舶を望む用船主が多い」と伝えた。

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ