「朝鮮人は姓のみだったから氏を与えた」…日本「歪曲教科書」見ると
創氏改名美化…任那日本府説まで記述
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日本の教科書問題を扱ってみます。 この問題が深刻なのは、生徒にまで歪曲された歴史観を注入するためです。 昨日(30日)の検定を通過した教科書の歪曲は単なる独島や慰安婦問題にとどまりません。 JTBCの取材結果、ある中学校の歴史教科書は、日帝強占期の創氏改名を美化し、日本が古代韓半島の南部を支配したという内容を掲載しました。 それでも堂々と検定をパスしました。
ユン・ソルヨン特派員です。
[記者]
自由社の中学校歴史の教科書、日本による植民地時代創氏改名に関する説明です。
「朝鮮人は『金、李、朴』のような名字だけを持っていたので、朝鮮総督府が新しい氏、つまり日本式の名前を与えた」とし、これを強制しなかったと書かれています。
また、日本語とハングルを共に教えたため、教育普及に努めたと記しています。
日本の皇民化政策が文明化教育へと生まれ変わったのです。
それだけではありません。
391年、倭が百済、新羅を占領し、韓半島南部の軍事的支配権を認めたと書かれています。
学界ではすでに廃棄された任那日本府説に基づいた強引な主張です。
壬辰倭乱は「朝鮮出兵」で、太平洋戦争は自らを守るための「大東亜戦争」であったと美化しています。
真珠湾攻撃で火炎に包まれた米国の戦艦アリゾナの写真も掲載されました。
[イ・シンチョル/アジア平和と歴史教育連帯共同運営委員長:帝国主義植民地支配責任を認めず、植民国家の発展に寄与したという認識を非常に巧妙に叙述しています。]
自由社の歴史教科書は、日本会議などの右翼が参加して執筆したそうです。
「鈴木敏夫/子どもと教科書全国ネットワーク21事務局長:安倍政権で教科書の内容への介入が強まる中、政府の見解や政府が考える事件の是非は政府が決めると…]
同教科書は昨年、欠陥が405ヵ所も指摘され、検定で脱落しましたが、今回再申請をしました。
今回も83ヶ所を修正してやっと合格しました。
ただ、右翼教科書の現場採択率は非常に低いです。
昨年、検定を通過した別の右翼教科書である育鵬社の歴史教科書は、全国の中学校のうち2校だけが採択しました。
しかし、歪曲だらけの右翼教科書が検定を通過したこと自体が日本社会の右傾化を示しているため、危険性を過小評価することはできないという指摘です。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ