「平和条約結ぼう」に大騒ぎでひっくり返る日本
「年内に条件なしの平和条約を結ぼう」
プーチンロシア大統領がウラジオストクで開かれている東方経済フォーラムで安倍首相にこう提案した。 13日、日本の主要な新聞の1面を飾った、この提案。しかし日本政府の反応は否定的である。
平和条約だが、気軽に応えられない両国の外交の本音を覗いて見る。
■プーチンの突発提案…「平和条約」
東方経済フォーラムで記者会見を持ったロシア、中国、日本
東方経済フォーラムに参加した中国、ロシア、日本の首脳が一緒に参加した記者会見の席。
司会者の質問に答えていたロシアのプーチン大統領が、次のような言葉を取り出す。
「私のアイデアですが、まず平和制約を締結しましょう。年末までに。他の条件は付けないで平和条約を結びましょう。」
突然の日露平和条約締結の提案。日本側に事前に話もなく公開の席上で突然の提案に安倍首相は困惑の表情だったと、日本のマスコミは伝えた。
しかし、その安倍首相はプーチン大統領の発言の直前、すでに平和条約に言及していた。
「日露間には戦後70年以上の長い時間の間、平和条約が締結されていません。今がそうでなければいつだろうか?私たちでなければ、誰ができるでしょうか。」
本人が話を持ち出しておいて、いざそうしようと言われて困惑する安倍首相と日本政府。なぜ?
■慌てた日本…ロシアの意図を把握する為に奔走
日本政府は即座にこれを拒否した。
菅官房長官は定例ブリーフィングで、「安倍首相とプーチン大統領との10日の首脳会談で、平和協定の締結内容はなかった」とし「日本政府としては、北方領土の日本帰属の問題を解決し、平和条約を締結するという基本方針の下で継続して、ロシアとの交渉を行うという姿勢には変化はない。」と述べた。
つまり平和協定より北方4島(ロシア領千島列島の4つの島)を先に返しもらい、その後平和協定を締結しようという従来の主張を繰り返したものである。
「千島列島」南方4つの島(日本名「北方4島」)
しかし、日本政府内では、戸惑う反応が歴然である。
安倍首相が力点を置いて推進している「北方4島」の返還問題がプーチン大統領の逆提案で膠着状態に陥る可能性が大きくなったからだ。
読売新聞は、ロシア側のこのような提案が北方4島返還を先に掲げている日本政府を揺さぶる意図があると見えると分析した。また、4つの島を実効支配しているロシアと領土問題を解決していない状態で、平和条約を締結することが国益に一致しないと説明した。
東京新聞によると「外交上の駆け引きをしている。」とプーチン大統領の発言をに対する反応も日本政府から出てきた。
ロシアがしばらくプーチン大統領の発言に基づいて、日本側に交渉を要求するものとみて日本が望む方向への日露間の外交の流れが展開できないという分析が支配的だ。
■「平和条約」「終戦宣言」…結局は国益の戦い
朝鮮半島をめぐる米朝の最懸案はやはり「終戦宣言」である。
まず「終戦宣言」を通じて、米国による体制の保障を約束したうえで、核をテーブルに上げたい北朝鮮(つまり武装解除後、「終戦宣言」することができないという)と核廃棄という前提条件を解決してから「終戦宣言」をしたい米国(核廃棄がない可能性を排除しようとする)の相互理解がぶつかるように、今回の「平和条約」をめぐるロシア-日本間の攻防も、最終的に自国の利益を追求しようとする過程で出てきた戦術という面が強いと見ることができる。
名称は「平和条約」「終戦宣言」など、誰一人反対する理由がないように見えるが、国家間の条約は、その後に展開される外交戦で、重要な名分の根拠となるため、これをめぐる戦いはさらに激しくなるしかない。
ロシアは今回の日露首脳会談の直前、ロシア側千島列島の共同調査を一方的に停止させた。その一方で、共同経済活動の実現ロードマップの作成には、意見の一致を示した。まさに高度な国益の戦いである。
一つの微妙な面白い話。
朝日新聞は10日に開かれた、共同記者会見で、安倍首相がプーチン大統領に親しみを表現し従来使用していた「ウラジミール」という呼称ではなく丁寧に「プーチン大統領」と呼んだと伝えた。最後に、何かうまくいっていないという話だ。
KBS
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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ