全固体電池の開発競争が本格化…サムスンSDI「ゲームチェンジャー」夢見る

トヨタ・BMW・現代自動車、全固体電池の試験生産計画が明らかに
火災の危険性なく容量飛躍的に増え…「ゲームチェンジャー」に注目

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ドイツの完成車メーカーBMWが2030年までに全固体バッテリーを搭載した電気自動車を発表し、全固体バッテリーの開発に注目が集まっている。 全固体バッテリーの商用化については賛否両論が分かれている。 それにもかかわらず完成車とバッテリー業界が全固体バッテリー開発に熱を上げる理由は、バッテリー容量を画期的に高められる「ゲームチェンジャー」になる可能性があるからだ。

25日、業界によると、ドイツの完成車メーカーであるBMWは2030年までに全固体バッテリーを搭載した電気自動車を披露すると明らかにした。 全固体バッテリー関連の最も進んだ技術を保有する企業は日本のトヨタで、保有特許だけでも約1000件に達する。 トヨタは2028年を目処に独自開発した全固体バッテリーを電気自動車に適用することを目標に、今年試験的に全固体バッテリー搭載電気自動車を公開する計画だ。

電気自動車が確実な大勢となるためには、現在の内燃機関車と同レベルの走行距離を実現しなければならず、そのためには中核部品である電気自動車用バッテリー容量を増加させることが何より重要である。 バッテリーの容量を増やす方法は大きく二つある。 第一に、バッテリーの本数を増やすことだ。 この場合、バッテリー価格の上昇と空間効率性を阻害するため実現が困難である。

代案として注目されるバッテリーが「全固体バッテリー」だ。 全固体バッテリーは既存のリチウムイオンバッテリーに比べてエネルギー密度が高く、爆発や火災の危険性が極めて低い。 これによって安全性と関連した部品を減らし、その場にバッテリーの容量を増やせる活物質を満たすことができる。 全固体バッテリーで電気自動車バッテリーモジュール、パックなどのシステムを構成する場合、部品数の減少と体積当たりエネルギー密度を高めることができるため、容量を高めなければならない電気自動車用バッテリーとしても最適だというのがバッテリー業界の説明だ。

カギは、電気自動車向けバッテリーの重要素材である電解質を固体にする技術だ。 業界関係者は「固体電解質を作ることができれば電気車市場のゲーム版を変える「ゲームチェンジャー」になる可能性はあるが、容易ではない問題」とし「簡単に表現して固体電解質を開発する過程は化学法則に反するため、商用化まで予想より長くかかる」と述べた。

国内で全固体バッテリーの開発に最も熱を上げている企業はサムスンSDIだ。 サムスンSDIは、自社開発プロジェクトのほか、サムスン電子総合技術院や日本の研究所と協力し、全固体バッテリー技術を共同で開発している。 昨年3月、サムスン電子総合技術院は、1回の充電で走行距離800キロ、1000回以上の充電が可能な「全固体バッテリー」の研究結果を公開した。 全固体バッテリーの寿命と安全性を高めながらも、大きさは半減できる源泉技術を含んでいるこの研究内容は、世界的な学術誌『ネイチャーエネルギー』に掲載された。

サムスンSDI側は「電気自動車がより遠く、安全に走行するためには電気固体バッテリーの開発は必ず必要だ」とし「現在は要素技術開発段階で商用化に向けた開発に取り組んでいる」と明らかにした。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ