3億kmの外宇宙で採取した小惑星土壌カプセル、地球に無事に到着
今日未明、オーストラリア砂漠地帯に着陸
往復52億キロの旅程、6年で終了
はやぶさ2号、他の小惑星を探して再び宇宙へ
日本の宇宙探査船「はやぶさ2号」が3億キロ以上離れている小惑星から採取した土壌標本が地球に届いた。
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星竜宮の土の標本が入ったカプセルが6日午前2時50分頃、オーストラリア南部のウーメラ砂漠地帯に到着したと発表した。 はやぶさ2号が地球を発ってから6年ぶりだ。 これで小惑星まで行くのに3年半、サンプル収集に1年半、地球に戻るのに1年がかかった往復52億キロの長い旅程が成功裏に終了した。
カプセルは5日午後2時30分、地球から22万キロ離れた地点で、はやぶさ2号から分離した後、数回の軌道調整を経て、6日未明2時28分、地球大気圏に進入した。 その後、高度11キロ上空に達し、パラシュートで着陸地点に安着した。 落下する間、カプセルは約3000度の摩擦熱が引き起こす光で、夜空に流星のような軌跡を描いた。 作詞回収チームは、衛星皿アンテナやヘリコプター、ドローン、海上レーダーなどを動員して午前4時47分カプセルを発見し、午前7時30分直径40cmのカプセルを回収するのに成功した。
46億年前の太陽系初期の秘密プールの手がかりを期待
はやぶさ2号は、2014年12月に地球を出発し、3年半後の2018年6月、地球から3億キロの距離にあるリュウグウ軌道に到着した。 その後、リュウグウ軌道を回りながら地形地物を分析した後、昨年2月と7月の2度、リュウグウの表面に降りて土と岩石のサンプルを採取した。 2月には表面から土やほこりを収集した。 さらに4月には金属弾丸を発射し、地中の物質を表面に引き上げた後、7月に再び表面に降りて岩石などを収集した。 小惑星で地中サンプルを採取したのははやぶさ2号が初めてだ。
直径900メートルの小惑星リュウグウは、炭素成分が多くて暗く見える炭素質小惑星だ。 科学者たちは、小惑星には46億年前の太陽系形成初期の物質が、今でもその状態を維持していると見ている。 科学者らは特に、リュウグウの土壌サンプルの有機物質から、地球生命体の起源に関する手がかりを見つけることを期待している。
はやぶさ2号、11年で100億キロの宇宙旅行に
はやぶさ2号はカプセルを地球に投下した後、新しい任務遂行のために再び宇宙旅行に発った。 はやぶさ2号の次の目的地は、小惑星1998KY26だ。 この小惑星も炭素成分の多いC型小惑星と推定される。 直径が30~40メートルしかないとても小さな小惑星だ。 リュウグウの30分の1に過ぎない大きさで、自転周期が10分だ。 JAXAははやぶさ2号がこの小惑星に2031年7月に到着すると見ている。 到着までの11年間、100億キロを行かなければならない大変長い道のりだ。 向かう途中2026年7月には直径700メートルの小惑星2001CC21を近接飛行する。 この小惑星は珍しい赤色のL型小惑星だ。 はやぶさ2号の宇宙旅行の動力源は、ゼノンを推進剤として使うイオンエンジンだ。 JAXAは、ゼノン66kgのうち半分程度が現在残っているものと推定した。
小惑星探査で最も進んでいる日本…土壌採集、早くも2回目
日本は、小惑星探査においては、世界最高の宇宙強国である米国をリードしている。 日本はすでに2003年、はやぶさ1号を小惑星イトカワに送り、2010年に世界で初めて小惑星サンプルを持ち帰ることに成功している。 リュウグウ任務まで成功すれば、日本は世界で唯一、2度も小惑星サンプルを採取して帰ってきた国になる。 持ち帰るすサンプルの量は非常に少ない。 当時、はやぶさ1号がもたらしたイトカワ小惑星のサンプルは、1ミリグラム程度の極微量だ。 微細粒子1534個が全てだった。 今回、はやぶさ2号がもたらすサンプルはまだ正確に確認されていないが、0.1g程度と予想する。
2016年、オシリス・レックス探査機を小惑星ベンヌに送った米国は今年10月になって初めて小惑星サンプルを採取するのに成功した。 ベンヌサンプル採取目標量は60グラムだ。 この探査機は2023年9月、米国ユタ砂漠に標本を持って帰ってくる予定だ。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ