韓国・ソウルの日本大使館前で11月21日行われた元慰安婦を支援する集会。参加者は、慰安婦像の周りで「日本は謝罪せよ!」などと声をあげた。
韓国が慰安婦財団「解散」方針を発表
韓国政府は21日、日韓関係を一層冷え込ませる発表を行った。
「和解・癒やし財団」の解散だ。
韓国の陳善美女性家族相は、 2015年12月の日韓合意に基づいて元慰安婦への支援事業を行ってきた「和解・癒やし財団」について、「解散を推進するため、法的な手続きを踏む予定だ」と発表した。
陳女性家族相は、「慰安婦に関する問題を真剣に考え、最善を尽くし、問題を解決するよう努力する」と強調した。
慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認し、日本政府が10億円を拠出した財団は、発足からわずか2年半でその使命を終えることになる。
元慰安婦が共同生活を送る韓国・「ナヌムの家」は、解散を歓迎し、日韓合意自体も破棄するよう求める声明を発表した。
安倍首相「約束守れないなら、国と国の関係が…」
日本政府は韓国に抗議。
安倍首相は、首相官邸で記者団に対し、「国際約束が守られないのであれば、国と国との関係が成り立たなくなってしまう。韓国には国際社会の一員として責任ある対応を望みたい」と述べた。
慰安婦問題のアピール続ける文在寅大統領
「日韓合意で慰安婦問題は解決しない」とちゃぶ台返しをしてきた文在寅大統領。
去年1月、トランプ大統領が訪韓した際の晩さん会に元慰安婦を招待するなど、文大統領は慰安婦問題の存在を内外にたびたびアピールしてきた。
文大統領は、今年1月の年頭会見でも、「被害者を排除した中で問題の解決を図ったこと自体が間違ったやり方だった」と述べていた。
日韓合意後、倍増した慰安婦像
日韓合意で韓国が約束した慰安婦像に撤去の動きはなく、FNNの調べによると、韓国国内の慰安婦像の数は、日韓合意前の20体から56体となり、倍以上に増えている。
財団解散の発表前日、FNNがこの財団を訪れると、中に職員は数人いたが、事業は事実上停止している状態だった。
職員は「私たちは答える立場でもないし、具体的な方針も示されていない」と語った。
韓国では財団解散「賛成」66%
韓国の世論調査によると、財団については、韓国国民のおよそ66%が「解散」に賛成。
2015年の日韓合意についても、76%の国民が「再交渉すべき」と答えている。
太平洋戦争中の徴用を巡る韓国最高裁判決で冷え込んだ日韓関係が、一層悪化しかねない状況だ。
プライムニュース イブニング
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181121-00010015-fnnprimev-kr
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Source: おもしろ韓国ニュース速報