3/14(水) 10:30配信
中央日報日本語版
13日にKOTRAが刊行した「第4次産業革命国際競争力比較」で最も衝撃的なことは、韓国が12の新産業全分野で日本より低い評価を受けたという点だ。電子、自動車、重工業など既存製造業でほぼ対等な競争力を維持してきたという自負心がすっかり崩れたためだ。次世代ディスプレー、プレミアム消費財、エネルギー新産業を除けば格差も大きかった。
サムスン電子、SKハイニックスなど韓国の半導体業界はメモリー半導体部門では頭角を現わしているが、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)など次世代半導体部門では米国や日本などに比べ競争力が低いという評価を受けた。
◇品質良いが価格競争力低い
KOTRAは競争力評価項目で、品質・技術力のほかにも▽デザイン▽使用便利性▽製品イメージ▽アフターサービスなど顧客管理▽合理的価格▽販売企業の信頼度――などの項目をともに評価した。韓国は価格とアフターサービスなど顧客管理部門で低い点数を受けた。次世代ディスプレーなど韓国の主力分野の順位が低い理由も品質競争力は非常に高かったが、価格とアフターサービスなど顧客管理部門で相対的に低い点数を受けたためだ。韓国製次世代半導体も品質と技術力は4.29点と高かったが価格部門では3.57点と最も低い点数を受けた。
KOTRAは北米、日本、中国地域のバイヤーを対象に、自国の新産業と韓国の新産業の競争力を1対1で評価してもらった。北米地域の回答者は12項目のうち次世代ディスプレーを除いたすべての項目で米国の競争力が高いと評価した。日本のバイヤーもIoT家電、拡張現実(AR)・仮想現実(VR)部門を除くとすべて日本の競争力が高いと評価した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180314-00000016-cnippou-kr
中国の競争力はまだ韓国より低いが、近く追い越されるだろうという見通しも出ている。中国の回答者は電気自動車・自動運転車、スマート船舶、航空・ドローン部門では中国の競争力が韓国を追い越したと評価した。第4次産業革命時代に主導権を握ろうとする中国の動きも恐ろしい。第4次産業革命に対する認識と変化に対する準備水準が目立って高いためだ。中国の回答者の77%が第4次産業革命に対し認識していると答えた。部門別では生産(58%)、流通(77%)、消費(73%)の側面で徹底して準備していると答えた。5カ国平均より30ポイントほど高い数値だ。
中国の追い越しが可視化しているという分析も出ている。実際に北米・中国市場を見ると、韓国の電気自動車・自動運転車の競争力は中国より低い最下位だった。次世代半導体は中国が韓国より全般的に低い評価を受けたが北米地域では韓国と同じ点数を受けた。世界最大の半導体輸入国である中国は政府支援を基に各種デジタル機器の頭脳の役割をするシステム半導体分野で相当な技術力を確保している。中国政府は最近AI、第5世代(5G)通信用半導体産業を育成するため30兆ウォン台のファンドを作った。
韓国が高い競争力を備えた分野は次世代ディスプレー部門が唯一だった。北米・中国市場とも残りの4カ国より高い評価を受けた。
一方、日本は自国の競争力を世界が見ているよりも高く評価する傾向があることが明らかになった。ロボット、バイオヘルス、プレミアム消費財は世界的にドイツが最も高い評価を受けたが、日本の回答者は自国を最も高く評価した。特にロボットはドイツが118で世界1位を記録したが、日本では自国製が142.5と評価されドイツの117.5よりはるかに高かった。
KOTRAのユン・ウォンソク情報通商協力本部長は「韓国は米国、ドイツ、日本と比べ競争力が低いことが明らかになり、中国の追撃も侮れない状況。研究開発を通じた技術力確保も重要だが弱点と指摘された市場に適合した価格競争力とアフターサービスなど顧客管理もともに補完してこそ海外市場で競争力を確保できる」と話した。
※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。
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Source: おもしろ韓国ニュース速報