ソウル大は、留学に関心のある東大生を誘致するために職員を派遣し、相談ブースを設置した。イベントでは中国の北京大、香港大、英国のウォーリック大、ドイツ学術交流会(DAAD)など、世界20か国・地域の有名大学や機関と競争する格好だった。
イベントに参加した東大生たちは、K-POPに合わせて歌やダンスを楽しんだ。しかし、肝心のソウル大の相談ブースはガラガラだった。ソウル大の関係者は「ソウル大について聞いてきた学生は10人もいなかった。韓流の人気とソウル大の人気は全く別物だと感じた」と話した。このイベントには東大生およそ700人が参加した。
ソウル大が、外国の留学生たちからそっぽを向かれている。外国の学生たちはソウル大について「(韓国の)私立大に比べて英語講義の割合が低く、外国人留学生に対する支援が少ない」と話した。ソウル大の内部でも「大学の国際化に向けて英語講義を増やし、外国人留学生をもっと受け入れるべき」という声と「韓国語のできない外国人学生を受け入れる理由がない」という声が交錯する。
現在、ソウル大に在学している外国人留学生は1711人(学部・大学院1323人、交換・訪問学生388人)。これはソウル大の全在学生の6%に当たる。海外で韓国への関心が高まり、ソウル大が英語講義を増やした2000年代半ばには、留学生の数が急増した。しかし14年の2838人(学部・大学院学位課程)をピークに留学生の数は停滞と減少を繰り返している。
ソウル大外国人学生会(SISA)副会長のリタ・ガルベスさん(24)=フィリピン=は「留学生たちは、英語講義が予想以上に少ないことに非常に戸惑い、がっかりしている」と話した。英語講義の受講を申し込んでも、最初の講義で教授が「韓国語で講義する」と明言するケースもある。材料工学を専攻するガルベスさんは「英語講義なのに重要な用語を韓国語だけで説明することもあるし、アシスタントが英語を話せず、重要な告知を聞き逃すこともある」と話した。
ソウル大の英語講義の割合は、韓国国内のほかの大学と比べても非常に低い。学部の3480講義のうち英語で講義を受けられるのは346の講義(10%)だけだ。私立の延世大と高麗大では英語講義の割合は30%を超える。今年、ソウル大化学部に入学した留学生のジセル・チカスさん(20)=エルサルバドル=は「エルサルバドルより進んでいる科学教育に期待してソウル大を選んだが、韓国語の講義は韓国語が中級レベルでも理解するのが難しく、かといって英語講義は数があまりにも少ない」とこぼした。
ソウル大入学本部の関係者は「現在のカリキュラムでは、卒業単位を満たすためには韓国語で行われる専攻講義も取らなければならないが、第2外国語で韓国語を勉強してくる学生はほとんどいない」として「留学生の誘致がだんだん難しくなっている」と話した。教授によって意見が異なるため、英語講義を増やすのも容易ではない。
女子学生・外国人学生・障害のある学生の権益問題を扱うソウル大の機構「ソウル大多様性委員会」が今年の上半期に外国人留学生432人にアンケート調査を実施した結果、回答者の54%が「英語講義とされていた講義が韓国語の講義に変わったという経験がある」と答えた。また47%は「韓国語で行われる専攻科目の講義は理解できない」と答えた。
多様性委員会で外国人学生の支援方法を研究しているノ・ユソン教授(生命科学部)は「英語講義は少ないが、韓国語の実力が伴わない外国人学生は、言葉の壁が原因で困難にぶつかっているケースが多い。しかし留学生に、上級レベルの韓国語を習得してから来いというのは現実的に難しい」と話した。このような学生たちが母国に戻れば、ソウル大の評判が落ちるというわけだ。ノ教授は「韓国での最初の学期には全員韓国語の授業を受けるようにするなど、体系的な支援が必要だ」と指摘した。
2018/08/07 22:27
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/08/07/2018080703852.html
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在日のことを言ったんじゃね?
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Source: おもしろ韓国ニュース速報