一体、何が起きているのか――。2015年にシリアで行方不明になったジャーナリストの安田純平さん(44)の新たな映像が公開された。8月1日、菅義偉官房長官は定例会見で安田さん本人の映像と認めたが、映像冒頭で安田さんが「私の名前はウマルです。韓国人です」と不可解な発言をしたことが波紋を呼んでいる。
インターネット上に公開された映像では、安田さんは囚人が着せられるオレンジ色の服を着て、銃を持った黒装束の兵士の前に座らされている。現在、安田さんを拘束している組織はシリアを根城にする武装組織「フッラース・ディーン」とみられ、身代金150万ドルを要求しているとの情報も流れている。菅は「全力で対応に努めている」と言うが、具体的な対応については言及を避けた。
安田さんがシリアで行方不明になってから、すでに3年。2年前、同じく救出を求めていた時は、「安田純平」と名乗っていた。なぜ今回、「ウマル」「韓国人」と発言しているのか。精神科医の香山リカ氏はこう言う。
「身じろぎをせずに、表情が硬いまま口だけを動かしていることから、相当切迫した状態にあることがわかります。自分を韓国人といった理由は、拘禁症状が出ていて、自分自身が何者か分からずに混乱している可能性はあります。意識してかどうかは不明ですが、いつまで経っても動いてくれない日本政府に絶望して、日本人としてのアイデンティティーを捨てているのかもしれません」
日本政府は早急に国民保護の義務を果たすべきだ。
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Source: おもしろ韓国ニュース速報