なぜ中国人は日本で市販薬を買いまくるのか?
日本へ行って薬を買うと聞くと、中国人が買うのは国内で買えない高度な“先進薬”を買っていると思っている人も少なくない。確かに国内では新薬の開発や承認は遅く、治療が困難な病気の場合薬も高くなる。
しかし、中国人が日本で買っている薬はこういった薬ではなく、数十元ほどの家庭用市販薬だ。
SNSでは「日本で買うべき薬10選!」などの情報が溢れている。
その中には目薬、絆創膏なども含まれている。
そのリストの薬は家にある薬箱に入れておくような、常備薬ばかりだ。
たとえ説明書が読めなくても、日本の安全な薬が中国人に人気なのだ。
日本語に漢字が使われているとしても、説明書の内容を理解するのは容易いことではない。
それなのになぜ日本の薬を買うのか。
日本の薬が安全というのが第一の要因だが、その他にも要因がある。2つの例を見てみよう。
例1:液体絆創膏には、「(普通の絆創膏よりも)清潔で衛生的、水が入って化膿する心配なし!」と書かれている。
例2:子供の咳止めシロップに「子供が薬を飲むことが楽しくなります。子どもの咳も止まり泣くこともなくなるでしょう」と書かれている。
この咳止めシロップにはいちご味やピーチ味があり、パッケージもとても可愛く、アンパンマンの絵が描かれている。
だから子供は嫌がらずに薬を飲むことができる。
また、日本の咳止めシロップにはカップに量りがついているので適正量を飲ませることができ、子供が誤ってキャップを開ける事を防止する設計にもなっている。
品質や安全性のほか、こういった点が消費者の事を考えているとして中国人に人気なのである。
スーツケースが日本の薬でいっぱいになっても、嬉々として帰国し、実際に使った人の口コミでさらに購入客が増えるのである。
Source: 中国四千年の反応! 海外の反応ブログ