「韓国の防疫はプライバシーの侵害」批判に…フランスの記者「傲慢な政府」

フランス・ル・フィガロ東京特派員「フランス為政者たちは傲慢だ」
「フランス政府は韓国を批判したが、基本権である移動の自由を制限した」
「民主主義を脅かすという主張は妄想にすぎない」

20200411-05.jpg

フランス政府の一部で「韓国のシステムは極端にプライバシー侵害的」と批判したことと関連し、自国記者が政府を強く批判した。 政府の態度について「傲慢だ」とか「妄想に過ぎない」と厳しい指摘を浴びせている。

フランスの2大日刊紙の一つであるル・フィガロの東京特派員レジス・アルノー記者は9日(現地時間)、オンライン版「我々の意思決定権者たちの韓国方式に対する傲慢には我慢できない」と題したコラムで「韓国の方式をプライバシー侵害と片付けてしまったフランスが、一歩遅れて国民の基本権まで侵害しながらもウイルス拡散を防げなかった」と主張した。

彼は、フランス政府が移動制限令で市民の基本権である通行の自由を制限したことについて、ダブルスタンダードだと皮肉った。 アルノー記者は「あなたたちがプライバシー侵害云々したことを覚えているか」とし「フランスエリートのアジア諸国に対する傲慢な態度という細菌を撲滅し、私たちの自由についてもっと悩む機会になったらコロナウイルスが少しでも有益だっただろう」と主張した。

続いて「フランスはアジア諸国の方式を無知蒙昧だと考えていた」とし「マスク着用が何の役にも立たず、大々的な検査も無用の長物だと主張しえていたが、今は中国から10億枚のマスクをもらおうとし、大規模な検査も公言した」と指摘した。

韓国で選挙準備が進行中であることにも言及した。 フランスはコロナ19の激しい拡散を阻止できず、先月、地方選挙の決選投票を急きょ取り消した。 アルノー記者は「今、韓国人は15日に国会議員選挙を準備中だ」とし「フランス人よ、あなたたちは(取り消された)その選挙を覚えているか」とし文章を終えた。

20200411-06.jpg

フランス記者のこのような批判は初めてではない。 週刊誌ル·プアンのジェレミー・アンドレ・フローレス記者は2日(現地時間)に発行されたル・プアンに「韓国で自家隔離中のフランス人の手紙」を載せた。 彼はソウルで一緒に取材していた同僚のフランス人写真記者が「コロナ19」の判定を受け、自家隔離中の状態だった。

彼は「韓国の自家隔離アプリケーションなど防疫システムが大きな効果を収めている」とし「フランスなど西側諸国も人権侵害という妄想をやめ、こうした方式を積極的に受け入れなければならない」と主張した。 韓国式の統制方式が民主主義と人権を脅かすという(一部の)西側諸国の見方を「妄想」と批判したのだ。

フローレス記者は「民主主義国家である韓国は任意監禁とは違う方式を探して韓国人は自宅で、外国人はホテルで自己隔離するアイディアを導き出した」とし「これがジョージ・オーウェルの小説に出てくる’ビッグ・ブラザー’と同じということ。 他の富裕国から(毎日)数百人の死者が出るが、韓国は大々的な検査と隔離政策によりウイルスの拡散傾向が中断された」と伝えた。

続いて「韓国の方式は’いかなる全体主義とも全く関係がなく、人権・プライバシー・移動権を侵害しない。 隔離措置に従って全般的な移動禁止を遵守するのは悲劇的な状況で市民精神の実現であるだけだ」と強調した。

フランスが事態の初期段階で私生活の保護と人権を掲げ、韓国のようなやり方が非民主的だという態度を見せた。 フランス政府の科学諮問委員で感染病学者のデニー・マルビー博士は先月、「韓国のシステムは極端にプライバシーを侵害的だ。 欧州レベルでこの方式を許容できるかどうか分からない」と発言した。

しかし、遅ればせながら「コロナ19」が激しく拡散し、極端な措置を矢継ぎ早に打ち出している。 フランスは、「コロナ19」の拡散傾向が深刻になると、先月、全国に必須の事由を除き、移動と旅行を全面禁止した。 薬局やスーパーマーケット、ガソリンスタンドなどを除いた全ての商店の営業も中断させた。 フランスのコロナ19確定者は10日現在12万4869人で、死者も1万3197人に達した。

ttps://ux.nu/zZVeb

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ