#MeToo 広がらない日本 国連「男性も主体的に活動を」
女性の地位の向上や男女の権利の平等を目指す国連機関「UNWomen」の上級顧問がNHKのインタビューに応じました。「#MeToo」の声が欧米を中心に広がりを見せるなか、日本に訴えたいことはーーー。
11日から日本を訪れているエリザベス・ニャマヤロさん。アフリカのジンバブエ出身で、国際機関や多国籍企業を経て現在は「UNWomen」の上級顧問を務めています。
13日、都内でNHKのインタビューに応じました。
(記者)
日本では「すべての女性が輝く社会づくり」を政府が掲げている一方で、女性の社会進出は遅れていると指摘されています。なぜでしょうか。
「女性の管理職を増やすために女性がもっと自信を持つべきだと言われていますが、会社や大学などのトップはいまもほとんどが男性で、男性優位のシステムに女性が適応することを強いられています。
女性にプレッシャーを与えるのではなく、男性優位の社会構造を変えていくべきです」
「社会には男性が女性より強くなければならないという有形無形の圧力があります。女性の管理職が増えると自分が競争に負ける、今の地位を失ってしまう、と考える男性もいます」
(記者)
世界的に「#MeToo」の声が広がっていますが、日本は欧米などと比べて広がりを見せていないと言われています。
「被害を受けた女性の証言を作り話だと非難する人もいて、被害者への支援が不十分です」
UNWomenは、男女が平等な社会を実現するため男性にも主体的に活動してもらう「HeforShe」という運動を主導しています。
ニャマヤロさんは、男性の意識を変えることは日本に限らない世界的な課題だと指摘し、少年期からの性教育の充実も必要だと話しました。
「男性が早い段階から女性の心や体を理解し尊重できるようになるために、青少年に対する教育の質を上げ改善していくことが重要です」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180313/k10011363641000.html
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Source: おもしろ韓国ニュース速報