ドイツ「日本で世論操作用インターネットボット大規模な活動」日本の反応
【研究】日本で進むネット世論操作と右傾化 日本国内で世論操作のためのボットが大規模に活動 ドイツの大学教授が統計分析
昭和の時代に生まれた方々の中には
「日本って右傾化しているのではないか?」
「全体主義化していないか?」
と感じている人も少なくないだろう。
その通り、日本は右傾化に進んでいる。
その原因は大きくふたつある。一つは意図的に世論操作などを行って右傾化を進めようとしている勢力の存在。もう一つは自然な流れとしての保守への回帰である(図1)。以下、個別に解説していこう。
日本国内で世論操作のためのボットが大規模に活動している
先日公開されたドイツのエアランゲン=ニュルンベルク大学のファビアン・シェーファー博士の論文
『Japan’s 2014 General Election: Political Bots, Right-Wing Internet Activism, and Prime Minister Shinzō Abe’s Hidden Nationalist Agenda』
において、2014年の衆議院選期間中におけるツイートの統計分析が行われ、衝撃的な結果が出た(注1)。
ファビアン・シェーファー博士の論文「Japan’s 2014 General Election: Political Bots, Right-Wing Internet Activism, and Prime Minister Shinzō Abe’s Hidden Nationalist Agenda」
https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/big.2017.0049
結論を言うと83.2%のツイートがコピー(そのままのコピーではない類似ツイート含む)であり、ボットを利用した拡散も確認された。シェーファー博士は、ツイートの内容を分析し、2014年の衆議院選の安倍政権には「ナショナリズム」という隠れたキーワードがあったと推測している。
2014年12月8日から30日の間のツイートの中から政治に関係あると考えられるキーワードを含むツイート54万2584件を抽出して析析したもので、45万1539件、83.2%が類似ツイートを含むコピーであるとしている。類似ツイートとは元のツイートとは若干表現を変えているもの(near-duplicates)である。この論文の特徴は言語解析を行い、完全一致ではなく類似のものも認識できるようにしている点だ。なお、単純な完全コピー(リツイートなど)は30万7670件56.7%だった。つまり単純なリツイートではなく、同じ内容だが表現に手を加えた類似ツイートは14万3869件存在したことになる。
この情報を統計解析し、5つのパターンを抽出した。そのうち3つのパターン(パターン1、2、5)は「安倍政権支持キャンペーン」のボット、残りの2つのうち一つが「反安倍政権」。最期のパターンは「ボットに似た人間」であろうとしている。Webで記事を読んでシェアボタンをクリックしたような場合、ツイート内容が似ているのでボットのように見えるが、実際には人間が操作している。
ガセンギ.com
https://goo.gl/bhK82i
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ