搭乗客のチェ・ギョンジェ(53)さんは「出発から10分ほど経過した時、自動車がでこぼこ道を走る時のようにドンドンドンという音がして、何か問題が発生したと思った」とし「その後、列車が揺れながら徐々に速度が落ちて傾いた」と当時の状況を説明した。また「あまりにも突然の事故だったためか、放送はなかった。安全に関する案内もなかった」と伝えた。
別の乗客イさん(22)は「下に落ちる感じだった」とし「死ぬと思ったが、助かってよかった」と語った。
ある乗客は「列車の前の2両はT字型に90度ほど曲がり、線路は破損した。列車が衝突した柱は完全に倒れた」と説明した。
自ら列車から脱出した乗客らは、事故地点の近くにあったビニールハウスの中で寒さに震えながら気持ちを落ち着かせた。一部の乗客は事故の現場で状況を眺めていた。
KORAIL(韓国鉄道公社)によると、この列車はこの日7時30分に江陵を出発し、江陵駅と珍富(ジンブ)駅の間で脱線した。客車10両のうち4両は完全に脱線し、残りの6両も少しずつ線路から離脱した。KORAILと消防当局によると、当時、列車には乗客198人、機関士1人、乗務員2人の計201人が乗っていた。機関士(45)を含む14人が負傷し、付近の病院で治療を受けている。
KORAILはバスを利用して乗客を珍富駅に移動させた後、別の列車に乗り換えるようにした。江陵駅を出発して太白(テベク)線-嶺東(ヨンドン)線を利用する一般列車はムグンファ号3便を除いて正常運行している。KORAIL関係者は「江陵駅から珍富駅まではバスで迂回輸送し、珍富駅からソウル駅までは正常運行中」とし「江陵船を通過するKTXと一部の一般列車の運行に支障が生じていて、復旧作業を進めている」と説明した。
国土交通部は「KTX脱線事故の直後からKORAILが250人の職員を動員して復旧作業をしているが、復旧は10日午前2時ごろ可能と予想される」と明らかにした。この日の事故で運行が中断した江陵線珍富駅-江陵駅区間の運行は週明けまで難しいとみられる。
国土部とKORAILは現場に事故収拾対策本部を設置し、正確な事故の原因を調べている。KORAILも運行調整された列車の乗車券購買顧客に文字メッセージなどで連係輸送、運行中止、全額払い戻しなどの措置事項を知らせた。国土部は収拾のため約20人を事故現場に派遣した。また、国土部傘下の航空鉄道事故調査委員会を通じて正確な事故の原因を把握するという。
2018年12月08日13時33分 [中央日報/中央日報日本語版]
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Source: おもしろ韓国ニュース速報