[人口崖]少子化対策に13年間153兆ウォン使っても「力不足」
記事入力2019-03-28 18:24
専門家「何もしなかったら、より悪くなったかもしれない」 … 政府「ツートラック対応する」
(世宗=聯合ニュース)イセウォン記者=政府が少子高齢化に対応するために、10年間に投入した財源が100兆ウォンを超えることが分かった。
28日、政府関係者によると、政府は2006年から1?3回にわたる少子高齢社会基本計画を推進しており、昨年までの13年間269兆4000億ウォンを事業費などに使った。
このうち少子化に対応するために、152兆7000億ウォンを書き高齢化対応の116兆7000億ウォンを投入した。
少子化対策に書いた財源だけ区分してみると2006?2010年1次基本計画の場合、全体の42兆3000億ウォンのうち19兆8000億ウォン、2011~2015年第2次基本計画ときは、完全110兆5000億ウォンのうち61兆1000億ウォンである。
2016~2020年にかけて推進している3次基本計画では、昨年までの3年間116兆6000億ウォンが投入されたが、このうち71兆8000億ウォンが少子化対応に使われた。
「2029年の総人口の減少見通し」(ソウル=聯合ニュース)バクドンジュ記者=韓国の人口が、最悪の場合、来年から減少し始め、2067年には3千300万人台にとどまるという暗鬱な展望が出た。
28日、統計庁が発表した将来人口の特別推計の低位推計シナリオによると、今年(2019年7月~2020年6月)の総人口が5千165万人に頂点に達したが、2020年から0.02%(1万人)減少することが分かった。
少子高齢社会基本計画では、青年雇用活性化、新婚夫婦の住宅支援の強化、妊娠・チュルサン社会的責任システムの構築、仕事と家庭の両立支援など少子化対策と老後の所得保障など高齢社会対策などが入れられた。
少子化などを克服するために、これまで投入した財源が少なくないが、人口の成績表はみすぼらしい状況である。
3年前の2016年に出した中尉推計では、2029年に人口の自然減少が開始すると見通してきた自然減少時点が10年前倒しした。
女性1人が一生産むと予想される赤ちゃんの数を意味する合計出産率が昨年0.98人を記録するなど、最近の少子化が深刻になり、人口減少視点が繰り上げられた。
人口構造の変化は、社会・経済的環境が複合的に影響を及ぼしたものであり、人口の減少速度が速くなったことを理由に、これまで推進した少子化対策が効果がなかったと断定するのは難しい見方もある。
イチョルフイソウル経済学部教授は「(推計)の結果だけを見れば政策が失敗したかのように見えることがありますが、何もしなかったら、より悪くなった可能性もある」とし「全般的に人口の変化の方向をかけるには、不足していても失敗と断定するは難しい」と、この日、聯合ニュースとの通話で話した。
彼は昨年の韓国経済学会の「経済学研究」に載せた「韓国の出産奨励政策は失敗したか:2000年~2016年の出生率の変化の要因分解」という報告書では、「合計特殊出生率の変化を分解した結果は、政府の出産奨励ポリシーが本格的に施行された2005年以降、10年余りの間有配偶出生率が急激に増加したことを示している」と述べた。
報告書は、「もし有配偶出生率が全く増加していない場合有配偶女性の割合の急激な低下のために、2016年の合計特殊出生率は0.73(人)まで落ちたと推定される」とし、少子化対策の効果を否定するのは難しい示唆した。
この教授はこの日の通話で「出生児が急速に減る教育、医療、軍事などの特定規模の出生を念頭に置いた制度で、複数の問題が生じる可能性がありますので、どのような問題が生じるか、あらかじめ把握して制度改革をするなど、備えなければならない」と提言した。
これに関連し、政府関係者は、出生率を高める政策と出生児が減少状況で生じる様々な変化に対応するポリシーを一緒に繰り広げる、いわゆる「ツートラック対応」をすると説明した。
続きを読む
Source: おもしろ韓国ニュース速報