▲文在寅大統領が14日、慶南巨済市大宇造船海洋で行われた「島山安昌浩」の進水式に出席して祝辞を述べている。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日「力による平和は韓国政府が追求する揺るぎのない安保戦略」としながら「強い軍、強い国防力が伴われてこそ平和へ向かうわれわれの道は止まらないだろう」と述べた。
文大統領はこの日、慶南巨済(キョンナム・コジェ)大宇(デウ)造船海洋所玉浦(オクポ)造船所で開かれた島山安昌浩(トサン・アン・チャンホ)」(KSS-III)の進水式に参加して「海で誰も狙うことのできない鉄桶のような安保と強い力で韓半島(朝鮮半島)平和の軸を立てていかなければならない」と明らかにした。韓国で独自に設計して建造した「島山安昌浩」は海軍に初めて導入される中型級(3000トン級)潜水艦だ。
文大統領は祝辞で「私は、第3回南北首脳会談のために来週平壌(平壌)へ行く。韓国は韓半島(朝鮮半島)の非核化と恒久的平和体制の構築に向けた偉大な旅程を始め、大胆な想像力で新しい道を作り出している」として「しかし、平和は決して自ずと与えられるものではない。われわれ自らが作って守らなければならない」と強調した。文大統領は「島山安昌浩先生も『われわれが信じて望むところはただ、われわれの力』と主張した」と話した。
また、文大統領は「わずか半世紀前までは小銃一本を作ることもできなかったが、もうわれわれは戦闘機、戦車、潜水艦のような先端複合武器体系を直接開発して輸出までできるようになった」として「『島山安昌浩』の進水は大韓民国の責任国防への意志と力量を見せる快挙であり、国防産業跳躍の信号弾になるだろう」と述べた。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は文大統領が平壌首脳会談(18~20日)を4日前にして進水式に参加したことに関して「本来予定されていた日程」とし「とにかく、潜水艦は韓国の戦略資産であり、国防力の強化と歩調を合わせるもの」と話した。
また、文大統領は「強い軍隊は国防産業の発展と共に国民の限りない信頼から出る」として「私は大韓民国国軍統帥権者として支障のない改革で国民の要請に積極的に応じることを命令する」と話した。さらに、「わが軍が自負心と使命感で改革を成しとげることを願う」と話した。
文大統領はこの日の進水式で構造調整による造船業界の困難を念頭に置いたかのように「海は目には見えない経済であり民生」としながら「われわれは再び海洋強国として跳躍し、世界1位の造船産業を再び立て直しさなければならない」とも語った。
文大統領は「今年に入って8月まで韓国の造船受注量が昨年より101%、2倍以上増加した。世界造船市場でのシェアも42.4%に増え、造船業世界1位を再び奪還し、新しい跳躍の契機をつくった」とし、「実際、船舶の建造と雇用につながるまでは時間がかかるが、韓国の造船産業の希望が蘇っている」と話した。
また、「政府は今年4月、巨済と統営(トンヨン)をはじめとする7地域を産業危機地域と雇用危機地域に指定し、1兆2000億ウォン(約1202憶円)規模の追加経費予算を緊急編成して地域経済の再生と代替・補完産業の育成を支援している」として「造船強国、海洋強国への再跳躍は巨済地域の経済に新しい活力を起こし、慶南と大韓民国の経済を生かすだろう」と明らかにした。
一方、この日の進水式では文大統領と金正淑(キム・ジョンスク)夫人が宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官、島山安昌浩先生の孫ロバート・アン夫婦とともに「島山安昌浩」の安全航海を祈りながら共に斧でロープを切った。
ソース:中央日報/中央日報日本語版<文大統領「力による平和は韓国の安保戦略…平和自ずと与えられるものではない」>
https://japanese.joins.com/article/182/245182.html
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Source: おもしろ韓国ニュース速報