2018年5月8日、韓国・マネートゥデイによると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が日本との歴史問題について「政府間の条約や合意だけでは、慰安婦被害者を含む多くの人の人間としての尊厳を回復させ、心の傷を癒すことは難しい」との見解を示した。
文大統領は同日、日本メディアのインタビューに対し「日韓両国が本当に心を通わせ、より近づくためには、不幸な歴史に苦しみ心に深い傷を負った被害者の方々の許しと和解が必要」とし、「心から自然と出てきた本当の反省と謝罪が被害者に伝えられ、それが受け入れられるべき」と述べたという。
また「避けたい歴史ほど正面から直視し、その歴史を教訓に再び過去のように悲惨なことが起こらないよう共に努力していく時に初めて被害者の傷が癒え、真の和解が可能になるだろう」と強調したという。
さらに「私は日韓両国が過去の問題を賢く克服するために努力する一方で、歴史問題と分離して両国間の未来志向的な協力を進めていこうという立場を一貫して明らかにしてきた」とし、「このような過程を経て、両国が真の友達になれるよう大統領として最善を尽くす」と述べたとのこと。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「朴槿恵(パク・クネ前大統領)と結んだ合意は無効という意味だな」「被害者が排除された合意に何の意味がある」「被害者の方々への直接の反省と謝罪を」など、15年末の慰安婦合意への否定的な意見が寄せられた。
また「日本のマスコミを通じて静かに日本に忠告したのだ」「全て正当な言葉だ」「やはり文大統領は外交がうまい」など、文大統領を評価する意見も見られた。(翻訳・編集/三田)
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Source: おもしろ韓国ニュース速報